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『…や、まって、どういう……』
JM「いや、だから。
僕、絶交したいなんて一言も言ってないし。」
『……ヘ?』
ぽかん。
効果音がつきそうなほどに今の私の顔は呆れるようなものだろう。
…だ、だって。
『テヒョンが……じ、ジミンがそう言ってたって…』
JM「……は?」
『ジミンが、私のこと、……うざい、って言ってたって、』
確かにテヒョンが言った。
ジミンが私と絶交したいと言ってた、と。
ジミンが私のことがうざいと言っていた、と。
俺はAの味方だよと、言ってくれたのだ。
……な、なのに。そんなことは一言も言ってないだと?
おかしい。
私達の中で起きている “なにか” が
確実に、おかしい方向へと向かっているのだ。
『嘘、じゃない、よね』
JM「まずあんな事で絶交するくらい僕の器小さくないし。」
『…や、で、でも…そしたら、……』
テヒョンが、嘘をついていることになってしまう。
JM「…テヒョンからそう言われた?」
『いや、なんか、……じ、ジミンが…登校中に言ってたってのは聞いたけど、』
JM「今日、僕は委員会があったから朝いないはずなんだよ。」
眉をひそめそう言うジミン。
あぁ、だめだ。頭がこんがってきた。
テヒョンは嘘をついてて、ジミンは朝いなくて、でもテヒョンはそう言われたって、え、え。
『い、一旦落ちていて、深呼吸して、スーハー………』
JM「落ち着いてられるか。僕テヒョンに嘘つかれたってこと?」
『い、いや、私の聞き間違いかもしれないですし!!』
JM「何をどうしたら聞き間違ちがえる事になるってんだよ!!」
『私が耳悪いかもしれないでしょ!!!』
高2にもなりながら部活中に口喧嘩をかましているのはどうかと思うけれども。
これは大事件ではないか!?
て、テヒョンの女誑し疑惑の事件も加え。最近は波乱万丈である気がする。
JM「………じゃあこうしよう。」
『な、なにさ。』
.
.
JM「お前、直接見に行ってこい。」
『……ヘ?』
JM「直接。Aのこの目で真実を見て。
テヒョンの裏を、全て知るんだ。」
嗚呼、1年前の私の平和は何処に行ってしまったのか。
キム・テヒョン。私は貴方のことが不思議でたまりません…。
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あひる(プロフ) - うぎゃあ…!最後の方は胸がキュンキュンしっぱなしでした (2019年7月16日 19時) (レス) id: 38339f5ea3 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ミロさん» ミミミミミミロさんじゃないですか…!!密かに大ファンをやらせて頂いてます、コメントしてくださり有難うございます…!!これからも頑張ります! (2019年7月15日 17時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - いつき様 完結おめでとうございます(o^^o)影ながら読ませていただきましたが、すごくすごーく面白かったです(//∇//)ハラハラドキドキで最高でした!!これからも応援してますっ!(*^ω^*)素敵なお話をありがとうございました!! (2019年7月15日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ふぃさん» ありがとうふぃちゃんんん!!えへへ、いつも見てくれてありがとね。愛してるわよん!! (2019年7月13日 14時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃ(プロフ) - うわんおめでとういつちゃん!!!! (2019年7月13日 12時) (レス) id: 2a412b3300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他2人 | 作成日時:2019年6月24日 22時