【BTS】ある日、友人の変な噂を耳にした。

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TH「A、次移動教室だってよ。」



休み時間。前の席に座っているテヒョンがそう声を掛けてきた。





1年生の時、名字がキムだからと前後の席になった時からの友人である。


彼と仲良くなるのに時間なんて掛からなかった。

フレンドリーで優しくて、良く話しかけてくれるいいヤツ。


最初はそんなイメージだった。




まさに女を惚れさせるために生まれてきた完璧人間というべきか！！





『うんっ、』

TH「えへへ、一緒に行こ」

『おう！！』



そう返事をするとヘラヘラと笑うテヒョン。少し不思議な雰囲気だけど良い人だと思う。


因みにめっちゃモテる。いや正直なんで私こんな近くにいて好きにならないんだろうか。不思議になってくるくらいテヒョンは完璧でイケメンだ。


私もしかしてB専かD専なのか…？





『あ、ちょっと待って、トイレ行ってくる。』

TH「ん、待ってる。」

『センキュー秒で戻ってくる』




小走りでトイレへと向かった。








テヒョンを待たせるのは悪いしぱっぱとトイレを済ませなければ。

と、トイレの個室から出ようとしたその時。




「私またテヒョンとやっちゃったぁ♡」

「え、まじ？最近テヒョンくん全然連絡くれないんだけど ！」
「キム・テヒョンって相当ヤリチンらしいねぇ。」

「ユンギ先輩も結構アレだって聞いたことある〜」









ピクッ。





テヒョンという名前に私は身体硬直、思考停止、焼肉弁当……









………き、キム・テヒョンだとお！！！？？








.









.









そう、私は今日この日。









______フレンドリーで優しい友人キム・テヒョンの、

変な噂を耳にしてしまったのだ。

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