4 ページ4
『…どういうことなのん……』
JM「何が？」
『うっわ！！』
部活中。思わず漏れ出した声にジミンが乗り出してきた。
言ってもいいものなのか…
いやいや、ジミンはテヒョンの友達であり親友…。
いや、もしかしたら知ってるのかも…で、でも知らなかったらどうする！！
JM「悩み事でも？」
『あ、いや、なんも、』
JM「うっそだぁ。へへ、バレバレ。」
類は友を呼ぶというが、彼はすごくイケメンだ！！優しい！可愛い！！
…と、いらない情報はどうでも良いけども。
言うべきか。
何か知ってるのかもしれない。
でもこれで知らなかったら責任取れないよ。
ど、どうすれば良いってんだ！！
『…も、もしですね…もしもの話ね』
JM「うん」
『ジミンの親友が実は…め、めっちゃ女誑しとかだったら……どうする？』
なんちゅう際どい質問…とも思ったけどこれしかないからもう良いわ！
すると少しうーんと頭を捻るジミン。
こ、これでバレたら元も子もない、が……
JM「別に良いんじゃないかなぁ。」
こてん、と首を傾げてそう言うジミン。
『…そっ、そっかぁ……そうだよね…』
JM「うん、まぁ別にどんな奴でも親友は親友だし。」
な、なんて良い子なんだ！！疑った私が馬鹿みたいではないか！！
しみじみと感動しながらも、
私はジミンにテヒョンの話をすることにした。
『…実は……こう、女の子達が…テヒョンが相当なヤリチンだということを言ってまして…』
恐る恐るそう言いながらジミンの様子を伺ってみる。
JM「…誰が言ってたの？」
『え？』
JM「それ、誰が言ってたの？」
にこり。
そう笑ったジミンの顔は、どこか怖い感じがする。
『え、っと、た、確か…声的にサランちゃん……かな？』
JM「サランちゃんで合ってる？」
『わ、わかんないけど……多分、？』
JM「そっかぁ。やだね、テヒョンがそんな噂されんの。」
ふにゃり。いつも通りの優しい顔だった。
あ、さっきの顔は気のせいか。私もそろそろ老眼鏡か…？
『私もそう思った…！！』
JM「だよねぇ。」
「おーいキム！！こっち手伝ってくれ！」
『なんだとゅ！？』
JM「うははっ、行ってらっしゃーい」
『…うん……あ、バイバイ！』
緩く手を振ってくれたジミン。
やっぱり、ジミンは知るわけないよなぁ。
…うーん。やっぱりデマだったのかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あひる(プロフ) - うぎゃあ…！最後の方は胸がキュンキュンしっぱなしでした (2019年7月16日 19時) (
レス) id: 38339f5ea3 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ミロさん» ミミミミミミロさんじゃないですか…！！密かに大ファンをやらせて頂いてます、コメントしてくださり有難うございます…！！これからも頑張ります！ (2019年7月15日 17時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - いつき様 完結おめでとうございます(o^^o)影ながら読ませていただきましたが、すごくすごーく面白かったです(//∇//)ハラハラドキドキで最高でした！！これからも応援してますっ！(*^ω^*)素敵なお話をありがとうございました！！ (2019年7月15日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ふぃさん» ありがとうふぃちゃんんん！！えへへ、いつも見てくれてありがとね。愛してるわよん！！ (2019年7月13日 14時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃ(プロフ) - うわんおめでとういつちゃん！！！！ (2019年7月13日 12時) (レス) id: 2a412b3300 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いつき
x他2人 | 作成日時：2019年6月24日 22時
