甘い毒に捕まって死ねばいい。【BTS】

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「…キムAさん、ですか？」

『は、はい、……えっと…す、すみません本当に、色々と、』

「大丈夫ですよ、忘れたジョングクが悪いし。」





ジョングクくんの友達らしいテヒョンさん。

携帯を取りにうちにやってきて、近くで見ると圧倒されるほどのイケメンで。
類は友を呼ぶとはこういうことなのかと理解する。




…わ、わぁ……な、なんか…見る限りの紳士だ。



王子様とはこういうことを言うのかもしれない。

優しそう。イケメン。白馬に乗ってもテヒョンさんなら余裕そう。





そんなことを思いながらじっと見ていると、なぜか笑われた。





「…ふふ、そんな見ないでくださいよ。」

『あ、…ご、ごめんなさい、』





「そうだ、また今度会えませんか。ゆっくりお話ししたいなぁって…」






ま、まじか。

こんな私にも春がやってきた。




…確実に勘違いだけれども、そう誘われたら首を横には触れない。






『ぜ、是非っ！！…あ、えっと、……ひ、暇な時でよかったら、』


「本当ですか？…いひひ、ありがとうございます。」





改めてかっこいいと思った。



ジョングクくんより優しくて、いじめとかしなさそうな人で。

ふわっとした雰囲気を纏うテヒョンさん。結婚申し込んだら結婚できそうだ。









.









.









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“ テヒョンさんと関わったりしたら殺す。”





“ あいつなんかと喋らないで。僕以外の男なんかお前に必要ない。”





“ 絶対だよ、絶対。”

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