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自分の家に帰った時、自分の携帯が無くなっていたことにはじめて気がつく。
探し回って、最終的にAの部屋に置きっぱなしだったことを思い出して元来た道を追い返そうと家を出ようとした時、インターホンを鳴らされた。
「あ、ジョングク?」
「…テヒョンさん。」
家の前にいたのは、友人であるテヒョンさんで。
一個上の先輩。
高校はどうやら一緒らしい。そう話された。
なんで来たんですか、って聞く前に目の前にスマホを出される。
「携帯、忘れてるよ。」
よく見ると自分の携帯で。
「…なんでテヒョンさんが持ってんの?」
「なんでだと思う?」
面白そうに聞いてくる。
「…わかんないです。」
「電話したらAちゃんと繋がった。
んで、取りに行ったの。俺女の子の部屋とか入るのはじめて。」
簡単に男を部屋に入れんなよって思う。
なんでそんなに無防備なのか。
気に食わない。
…僕に襲われたくせに他の男と関わりを持つとか、ありえない。
「ねぇ、ジョングク。」
「…なんですか?」
携帯を渡してきたテヒョンさんが、変に笑って言ってくる。
「お前さ、余裕持ちすぎなんだよね。」
「…は?」
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「そんなんだから、名前も書いてないお気に入りのおもちゃに簡単に手が出されるんだよ。」
慌ててAの連絡先を開いて、メールを送りまくった。
ああ、だから僕以外のやつと関わるなって言ったんだよ。
この嫌な予感がなんなのか、頭がいい僕はよく知っているんだから。
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テテLOVE - とても最高でした!!! もうちょっと、続き見たかったーww こういうグクもokですなーーー (2019年12月7日 19時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
yka.(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当にこの作品大好きです…私も狂愛チックなお話が大好きでして…(( 次の作品も楽しみにまっております、!! (2019年10月27日 0時) (レス) id: 537e4a64df (このIDを非表示/違反報告)
SIN-KYO - いえいえ!私も大人の知恵熱というものを知らなかったですし、名前のやつも自分のだけ反応してなかったのでは…と心配していたので合っていて良かったです(^^)とてもこの作品も面白かったですよ! (2019年10月16日 18時) (レス) id: 467b8a1d7b (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - SIN-KYOさん» 有難うございますっっ…!!本当こんなぽんこつ作者で申し訳ないです笑 (2019年10月15日 21時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
SIN-KYO - 35のはじめの方だと思うのですが…私の勘違いだったらすみません(汗 (2019年10月15日 20時) (レス) id: 467b8a1d7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2019年10月10日 22時