金ブロ(本×マイク) ページ46
最初に感じたのは音が聞こえづらいな、ってそれだけ。
でも、特に日常生活に支障はなかったからほっといた。
それから暫くして。
「………Broooock！Broooockってば！」
「…えっ、何？きんとき？」
「何って…ずっと呼んでたのに気づかないから。」
え？
ずっと…？
「ごめんごめん、ちょっとボーッとしてた。」
「も〜、しっかりしてよ。」
…可笑しいな、僕…ボーッとしてたつもりないんだけど…。
でも、ずっと呼んでたのに気づかない、なんて…。
流石に心配になって迷ったけど病院に行った。
何もなければそれが一番良いし…。
「…え？耳が、聴こえなくなる…？」
そう、思ってたのに。
告げられたのは残酷すぎる運命で。
そこからの記憶は曖昧だ。
家に帰って、ベッドに横たわってただただ無駄に時間を過ごした。
…お医者さんからは、家族や大切な人には言っておくべきだと言われた。
家族はともかく…。
一番に頭に浮かんだのはきんときだった。
…きんときは、皆は…受け入れてくれるかな。
「…ねぇ、きんとき。」
「どうしたの、Broooock。」
「…もしもの話、僕の耳がこれから聴こえなくなるとしたら…きんときはどうする？」
「え？…うーん…それは、ちょっと非現実すぎてわからないかな…。」
非現実…そうだよね、僕だって一ヶ月前まではこんなことになるなんて思いもしなかったもん。
「でも。…絶対に、Broooockを見捨てたりはしないよ。俺はBroooockを好きになったんだもん。」
「…きんとき…。」
あぁ、何で。
なんで…こうなっちゃたんだろう…。
「…きんとき、僕ね…耳が聴こえくなっちゃうんだって。今すぐじゃないけど…遠くない未来、僕はきんときの声も聴こえなくなっちゃう…。」
きんときは最初は驚いてたけど、すぐに微笑んで。
「…そっか。わかった。…大丈夫、泣かないで？Broooock。俺はずっと側にいるから。ね？」
「うんっ…ありがとう…きんとき…。」
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さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - な〜ちゃんさん» ありがとうございます！愛してるゲームとは大分違う感じになりましたが…そう言っていただけて嬉しいです！ (2021年10月16日 15時) (
レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
な〜ちゃん(プロフ) - とても面白かったです！我は、白尾さんの愛してるゲームする奴が好きですね！ (2021年10月16日 14時) (レス) @page34 id: 799da633ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2019年12月24日 14時
