整地組(眼鏡×笑顔) ページ44
「ゲホッ…。」
季節の変わり目、体調を崩しやすい…とはよく言われるが、まさか風邪を引くなんて…。
今日は皆で実写を撮る予定だったが、移ると悪いので後日にしてもらった。とにかくダルくて仕方ない。
一先ず寝ようとベッドに潜ると、数分もしない内に俺は意識を手放した。
「ん…。」
まだ朦朧とする意識の中、目が覚める。
おでこにのせていたタオルがズルリと落ちてきて、そのタオルが目にはいる。
「…きりやん…。」
愛おしい人のメンバーカラーに目を奪われ、思わず名前を呟く。
名前を呼んだら、もっと愛おしくなって。
「っ…きりやんっ…。」
無意識の内に涙が溢れて。
「どうしたスマイル！？」
目の前の扉が開いて、きりやんが現れた。
「え…なんで、ここに…。」
「なんでって…スマイルが連絡もなく休むなんて何かあったのかと思って、Nakamuの家から全力疾走してきたんだよ。」
「…俺、連絡してなかった…？」
自分のスマホを手に取ると、Nakamuに送ったはずのメールは未送信フォルダにあった。
…送ってなかったんだ。
「まあただの風邪みたいで良かった。大丈夫か、スマ───。」
きりやんの言葉の途中で、俺はきりやんに抱きついた。
「イ、ル…？」
「…会いたかった、きりやん…。」
泣きながらきりやんの名前を呼ぶ俺を見て、きりやんは優しく頭を撫でてくれた。
「…無理すんなよ。」
そう言われて、その言葉があまりにも優しくて。
「…うん、ありがとう。」
俺はまた、意識を手放した。
きりやんside
Nakamuに言われて様子を見に来たけど…正解だったかもしれない。
「…きりやん…。」
寝ても尚、俺の名前を呼び続けるスマイル。
「…心配しなくても、俺はずっと側にいるよ。」
そう囁いて、スマイルの手を握った。気のせいかもしれないけど、スマイルの表情が和らいだ気がした。
「…きりやん、大好き…。」
「起きてるときに言えよ、ばーか。」
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さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - な〜ちゃんさん» ありがとうございます！愛してるゲームとは大分違う感じになりましたが…そう言っていただけて嬉しいです！ (2021年10月16日 15時) (
レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
な〜ちゃん(プロフ) - とても面白かったです！我は、白尾さんの愛してるゲームする奴が好きですね！ (2021年10月16日 14時) (レス) @page34 id: 799da633ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2019年12月24日 14時
