【WT】警察官【sharkn】

おまけ3 ページ15

シャークんさんと付き合うようになってからかなり幸せだ。しかし、私はある日気づいてしまった。

「そう言えば、シャークんさんって告白されたことあるんですよね。」

「うん、何回かね。全部断ってるけど。」

「…もしかしてまだ告白されてます…？」

「…まあ、されてないって言ったら嘘になるね。」

どうやら私の彼氏様は相当モテるようだ。

「…何て言って断ってるんですか？」

「普通に、彼女がいるからごめんって。」

彼女…その言葉が嬉しくて、でも少し恥ずかしくて顔が暑くなる。

「…シャークんさん、他の子と、付き合ったりしないですよね…？」

シャークんさんがそんな薄情な人間だとは思えないけど、どうしても不安が拭えない。だって、シャークんさんは優しいから。だからこそ、不安になる。

「当たり前でしょ。俺はAちゃんが好きなんだよ。Aちゃんだから付き合ったの。」

不安になった私をシャークんさんは抱き締めてくれる。…それだけのことで、すごく安心する。

「…ごめんなさい、変なこと聞いて…。」

「俺の方こそ、不安にさせちゃってごめんね。でも、信じてほしいな。俺は、Aちゃんとしか付き合う気はないよ。…ううん、生涯をかけて守るって決めたんだから、Aちゃんとしか結婚したくないし。」

…結婚。正直、そこまで考えてはいなかった。でも、確かにシャークんさんは生涯をかけてって…。そうか、生涯って…。その事実に気づいた私は顔が真っ赤になった。

「あ、あああの…。い、今のって…。プ、プロポーズとか、そういう…？」

「っ！？あ、待って！今の無し！！無しで！！…ちゃんと、し直すから…今のは、忘れて。」

「は、はい…。」

…でも、ちゃんとし直すって…やっぱり、そういうことだよね…？…恥ずかしいけど、すごく嬉しいな…。…早く卒業したくなっちゃうなぁ。

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