おまけ ページ13
「あの、シャークんさん…。」
「ん?何?」
学校終わり、いつも通り交番に来た私。シャークんさんと付き合ってそろそろ1ヶ月が経とうとしている。
「えっと、その…お願いしたいことがあって…。」
「お願い?俺にできることなら。」
「…キ、キス…してほしいなって…。」
「へ?」
予想してなかったのかそんな声をあげるシャークんさん。
「ダメ、ですかね…?」
「い、いや…ダメっていうか…いいの?」
「はい…シャークんさんと、したいです。」
数秒の間をおいて、シャークんさんは口を開く。
「…確かに、俺もAちゃんとキス…したいけど…でも、俺一応警察なんだよね…。Aちゃん、まだ未成年だし…。」
そう呟くシャークんさんは良心と欲望と戦っているのだろうか、うーんと悩んでいる。悩み続けたシャークんさんは私の肩に手を置く。
「…うん、俺もしたいかな。」
「は、はい…。」
思わず目を閉じる。自分の心臓の鼓動がうるさい。キスって、どんな感覚なんだろう…?緊張していると、何かが頬に触れた感触。
「…え?」
「…ごめんね。したかったけど、ちょっと恥ずかしかったし…やっぱり、俺…警察官だからさ。」
私はキスされたであろう頬を抑える。
「…シャークんさんの、そういう真面目なところも好きです。」
「へっ!?…そ、そう…?ガッカリされるかと思った…。」
「でも…これだけでも、すごく緊張したので…口には、もう少し後でお願いします…。」
「う、うん。…じゃあ、卒業したらね?」
「はい…。」
キスされた後、恥ずかしくて、暫くシャークんさんの顔を見れなかった。うう…頬にキスされるだけでこんなに恥ずかしいなんて…。
「…ねぇ、Aちゃん?」
「何ですか?」
「…あんまり可愛いことされると、俺も我慢できなくなるけど…?」
「え?」
「キスしたとこずっと抑えてるから…そんなに印象に残った?」
「だって…好きな人からの、キスですから…。」
目を伏せてそう答えると、シャークんさんに抱き締められる。
「シャ、シャークんさん…?」
「…ほんと可愛い。口にキスは我慢するから、これくらいは許して。」
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さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - にこさん» ありがとうございます〜!初めてのメンバー個人メインだったので不安だったのですが、お褒めいただき嬉しい限りです! (2022年1月5日 18時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 良すぎるって!! もう好きだ! 更新お疲れ様です! いっぱい見返します!!! (2022年1月5日 14時) (レス) @page15 id: fb825baf6d (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - もみじさん» こちらも高評価をいただけて嬉しい限りです! (2021年12月25日 13時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - !? 過去最高4位取ってる!?おめでとうございます!!! (2021年12月25日 8時) (レス) id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - 更新お疲れ様です…!!いやぁ…本当にお上手ですね…文才が素晴らしい!!!(?)これからも楽しみに待ってます! そうなんですね〜!分かりました!私はさくらもちさんについていきますよ!頑張ってください!応援してます!!! (2021年12月22日 15時) (レス) @page9 id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらもち | 作成日時:2021年12月22日 1時