検索窓
今日:4 hit、昨日:17 hit、合計:48,868 hit

おまけ ページ13

「あの、シャークんさん…。」

「ん?何?」

学校終わり、いつも通り交番に来た私。シャークんさんと付き合ってそろそろ1ヶ月が経とうとしている。

「えっと、その…お願いしたいことがあって…。」

「お願い?俺にできることなら。」

「…キ、キス…してほしいなって…。」

「へ?」

予想してなかったのかそんな声をあげるシャークんさん。

「ダメ、ですかね…?」

「い、いや…ダメっていうか…いいの?」

「はい…シャークんさんと、したいです。」

数秒の間をおいて、シャークんさんは口を開く。

「…確かに、俺もAちゃんとキス…したいけど…でも、俺一応警察なんだよね…。Aちゃん、まだ未成年だし…。」

そう呟くシャークんさんは良心と欲望と戦っているのだろうか、うーんと悩んでいる。悩み続けたシャークんさんは私の肩に手を置く。

「…うん、俺もしたいかな。」

「は、はい…。」

思わず目を閉じる。自分の心臓の鼓動がうるさい。キスって、どんな感覚なんだろう…?緊張していると、何かが頬に触れた感触。

「…え?」

「…ごめんね。したかったけど、ちょっと恥ずかしかったし…やっぱり、俺…警察官だからさ。」

私はキスされたであろう頬を抑える。

「…シャークんさんの、そういう真面目なところも好きです。」

「へっ!?…そ、そう…?ガッカリされるかと思った…。」

「でも…これだけでも、すごく緊張したので…口には、もう少し後でお願いします…。」

「う、うん。…じゃあ、卒業したらね?」

「はい…。」

キスされた後、恥ずかしくて、暫くシャークんさんの顔を見れなかった。うう…頬にキスされるだけでこんなに恥ずかしいなんて…。

「…ねぇ、Aちゃん?」

「何ですか?」

「…あんまり可愛いことされると、俺も我慢できなくなるけど…?」

「え?」

「キスしたとこずっと抑えてるから…そんなに印象に残った?」

「だって…好きな人からの、キスですから…。」

目を伏せてそう答えると、シャークんさんに抱き締められる。

「シャ、シャークんさん…?」

「…ほんと可愛い。口にキスは我慢するから、これくらいは許して。」

おまけ2→←12.防犯



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (170 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
250人がお気に入り
設定タグ:ワイテルズ , シャークん , WT
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - にこさん» ありがとうございます〜!初めてのメンバー個人メインだったので不安だったのですが、お褒めいただき嬉しい限りです! (2022年1月5日 18時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 良すぎるって!! もう好きだ! 更新お疲れ様です! いっぱい見返します!!! (2022年1月5日 14時) (レス) @page15 id: fb825baf6d (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - もみじさん» こちらも高評価をいただけて嬉しい限りです! (2021年12月25日 13時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - !? 過去最高4位取ってる!?おめでとうございます!!! (2021年12月25日 8時) (レス) id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - 更新お疲れ様です…!!いやぁ…本当にお上手ですね…文才が素晴らしい!!!(?)これからも楽しみに待ってます! そうなんですね〜!分かりました!私はさくらもちさんについていきますよ!頑張ってください!応援してます!!! (2021年12月22日 15時) (レス) @page9 id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらもち | 作成日時:2021年12月22日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。