嫉妬深い彼氏は今日も絶賛嫉妬中その3

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『実はさ俺と菊池、勝利が倒れて入院した時に見ちゃったんだ

Aちゃんのお腹に腕を回して勝利が寝てたの………

その時にAちゃんの本音を聞いてさ、Aちゃん勝利のためを思って別れたけど、本当は心の底から勝利を愛してるんだって改めて知ってさ………

それに、Aちゃん気づいてないかもしれないけど勝利さ、久々にすっごい穏やかな顔して眠ってたんだよ


Aちゃんと別れてから穏やかな顔なんて一つも見せなかった勝利がさ、あんなに安心しきった顔で眠ってて………


Aちゃん、俺はねAちゃんの事が好きだよ

そして勝利の事も好き


だけど一番好きなのは、勝利とAちゃんが隣同士にいることが好きなんだ


だからもう我慢しないで


Aちゃん、俺もそれからマリも菊池も、志保ちゃんももう一人の恋多いお友達も、みんな勝利とAちゃんがお似合いだって知ってるよ

だから俺に出来ることがあったらいくらでも協力するよ』


『勿論、俺もね！』


そう言って微笑む松島君と中島君に、ありがとうとお礼を言えば胸が熱くなった


『よし、両片思いの二人の為にまずは作戦を立てようか

っと………悪い、菊池からだ

ちょっと出てくるね！』

『わっ！俺もマリちゃんからめっちゃ着信きてる！

ごめんAちゃん！ちょっと出るね！』


カフェを出れば、二人は私から少し離れて電話に出る


私はというと、本音を言ったから心はすごくスッキリして、身体も何だか軽く感じた


もう一度勝利に好きって言いたいなぁ


なんて思っていた次の瞬間………


「へっ！？」


私の身体は強い衝撃に襲われて、そのまま意識が途切れてしまったのだった………


(急展開)

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