【沖田・土方】拾った自称子猫が可愛すぎる件について【銀魂】

(自称)子猫 ページ4

「ね、猫？」



2人が驚くのも無理はないだろう。


なぜなら、さっきまで女...ただのガキだと思っていた『人間』が、『猫』のようだったからだ。


パーカーで隠していたようで、猫耳と尻尾がはえ、少し恥ずかしそうにしている。



(え...なにこれ可愛い)



「じゃねえええええ！！！！」



いきなり叫んだ2人に女...いや、猫はビクッとする。



「わ、私は女人ではありません！！ね、猫...子猫だから...。女人じゃなければ、いいんですよね！？残念って言ってくれたもんね！！」



敬語に慣れていないのか、タメ語と敬語がまちまちになっている。


もしかしたら、単に緊張しているだけかもしれないが。



「土方さん...。」



これはもうダメだ、とでも言うように名前を呟いて目配せをする。


土方の方も、嘘でも『残念』と言ってしまったことから助けなければならないと感じた。


それになにより、2人とも猫に興味を持っていた。


可愛いとか、猫だとか。


そんなものを目の当たりにしてしまったのだ。


2人の中に、変な感情が芽生えつつあった。


好きとか、嫌いとかではない。


もっとタチの悪い感情だ。


(弄りたい...弄びたい)


ナレーターなのにこんなことを嘆くのを許してください。


このふたりは、



変態です。

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