出会い ページ3
「土方さん、あそこに女がうずくまってらァ。ガキですが。」
確かに、そこには女がいた。
もっとも、女と呼べる年ではないが。
パーカーを着てフードを被り、雨の中震えている。
「...オイ、もうそろそろ暗くなるからさっさと帰れ。オマケにこんな雨の中...どうしてうずくまってやがる。」
呆れたように、土方は呟いた。
「...家に帰れない。旅をしてきたけど、帰りのお金をカツアゲされて...。」
女はボソボソと聞き取れるか聞き取れないかくらいの音量で話した。
「そーですかィ、じゃあ気をつけて帰りなせェ。」
「頑張れよ。」
そう言って、2人は去っていこうとした。
ん?
去って...ってえ!?
流石に驚いたようで、女の方から2人に向かって駆け出した。
「お、おかしいですよね!?普通そこ助けますよね!?!?」
そう叫ぶと、土方は女に語りかけた。
「残念だが、真選組では女人禁制なんだよ。だから、早くどっか行け。」
...ナレーターの分際でとは思うかもしれないが、全く残念そうではなかった。
面倒くさそうに女をあしらっていた。
しかし、金も住むところもない女はそこで諦めることができなかった。
「あ、安心してください!私は...女人では無いですから。」
「てめェ、俺達をからかってるのかィ?俺は真選組一番隊隊長で、こいつァこう見えても副長なんでィ」
「てめェが1番俺の事からかってるよな!?な!?」
沖田の挑発にのる土方。
2人は女が何を言っているのかさっぱりだった。
どこからどうみても、女。
そこで、意を決して女はフードを脱いだ。
そこに現れたのは
「ね、猫?」
79人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りこるぬ。 - kamiyakazi725さん» ありがとうございますすすすす!!更新遅くてすみませんんんんん!頑張りまーす(o^^o) (2018年7月18日 20時) (レス) id: ec41724ad4 (このIDを非表示/違反報告)
kamiyakazi725 - あう!銀さああああああああんんん?!どんな反応するのですか!? こちらこそよろしくお願いします!てかこちらからよろしくお願いします。 (2018年7月11日 23時) (レス) id: 7058246684 (このIDを非表示/違反報告)
りこるぬ。 - kamiyakazi725さん» コメントありがとうございます!!銀さんに会ってほしい…同感です!(←おい)では、適当に会わせておきますので今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2018年7月10日 21時) (レス) id: ec41724ad4 (このIDを非表示/違反報告)
kamiyakazi725 - とても面白かったです!猫ちゃん反応かわゆい←変態ww 沖田君&土方さん大好きです!更新待ってます!早く銀さん達に会って欲しい← (2018年7月7日 14時) (レス) id: 7058246684 (このIDを非表示/違反報告)
りこるぬ。 - 脊陽婀 麗さん» コメントありがとうございます!!同じく更新遅くてごめんなさい(>人<;)悶え死なせてあげましょう((殴 (2018年6月30日 13時) (レス) id: ec41724ad4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りこるぬ。 | 作成日時:2018年4月30日 8時