雨夜の明け星【ハイキュー】 (ページ4)

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第２羽ページ4

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『雨宮Aです。昨日は迷惑をかけてすみませんでした。
体が弱いのでこれからも倒れるかもしれません、よろしくおねがいします』

「「「…………」」」

「じゃ…じゃあ雨宮、席に着け…」

『はい』

ポカンとした顔と気まずい空気が入り混じる１年５組。
言っておくけど俺が一番気まずい。

特に隣の金髪女子は異常にビクビクしていて
周りは俺を伺うように見てくる。

『…………』

ストレートに言い過ぎたな。

つまらない授業が過ぎてあっという間に放課後。
気を使ってくれた周りの生徒が話しかけてくれたおかげで
気まずい空気はもう無くなっていた。

「ん、あれ雨宮？ってもう帰んの？部活とかは？」

『あー…体調が安定するまで放課後は病院通い』

「あ、お…おうそうか。すまんな」

『いいよ。じゃあ、部活頑張れ』

中学とは変わってスマホ片手に教室を出る。
画面上には「もう着くよ」のメッセージ。

はぁ…あの薬臭いところなんて行きたくない。
こんな時間があるなら＿

『バレーしたい…』

あ、

『(先に入部届出した方がいいな)』

あの烏野高校バレーボール部に。

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