第1羽 ページ2
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『…………』
目が覚めるといつも通りの具合の悪さと体のダルさ
毎度ながら自分でも呆れるくらいのこの状態に
再度“白いベッド”に身を沈めた。
「あら、起きたのね。具合はどう?」
『…入学初日からすみません』
「まあ“生まれつき”の体質なんでしょう?仕方ないわよ」
『…………』
ここは保健室のベッドの一つ。
今回の入学式も倒れてしまったようだった。
俺は生まれつき弱体なために保健室とはお友達と言っても過言では無い
そしてこの体質は高校へ入っても変わらないようだ
『…もう入学式は終わりましたか』
「そうね…もう16時だもの。今日は親御さん呼んであるから帰りなさい」
『(はー…最悪)』
「雨宮くんの荷物は持ってきたから」
生まれてこの方この弱い体を恨まない日はない
寿命に関わるほどでは無いらしいが、「そのうちぽっくり逝きそう」と
誰かに言われた記憶がある。
『(でも…仕方ないよな…。こんな弱体じゃ)』
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幸ぴろ - こんばんは!見ました! 男主君と影山の関係が気になります。 だからこれから毎日見に来ようと思います! よろしくお願いします! (2020年1月26日 23時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水餅 | 作成日時:2020年1月26日 17時