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第4羽 ページ6







「もう一本!!」

『…………』




静かに入部を終えてから数週間
俺は相変わらず病院通いの放課後にうんざりしていた。

しかし、その通院も今日でおしまい。
そう思いリュックを背負っていたところ体育館から大きな声が響いた。



『…(ああ、ここがバレー部の体育館か)』



やけに野太い声に少々驚いた
そんなにも練習熱心なのか、楽しみだな。




『…………ちょっと見ようかな』



少しの好奇心と早くバレーを感じたいという欲求に耐えられず
重い扉を少しこじ開ける

片目を覗かせて、体育館の独特な匂いとともに
バレー部員とネットが見えた



『おお…すげえ…。あれリベロ…千鳥山の西谷さんだよな…?
あの人ここにいたのかよ』



綺麗にボールを送る小さな背中と特徴的な髪型に
中学の頃の西谷さんを思い出す。

俺もその時スパイカーでの賞を取ったからなんとなく記憶はある




『(………まああの人には負けるけど…)』

「じゃあ私、ドリンク作ってくる」

「お、よろしくな清水」

『!?』



ぼーっと昔に浸っているとあの清水先輩がこちらに向かっている
「あれ、ちょっと開いてる」と疑問に思ったが


ガラリと扉が開けられた



『!!!!』

「!?…え?」




清水先輩の速すぎる脚によってすぐさま開けられた扉
え…この人足速…!

と、全く関係のないことを考えていると
「雨宮…?」と彼女が顔色を伺ってきた



『…あ、はい。』

「見学に来たの?」

『いえ…今日で通院終わるんで…ちょっとだけ見ようかと』

「ん?清水どうしたんだ」

『!』




清水先輩の背中からヒョコッとガタイの良い先輩らしき人が現れる



「雨宮A。新しい一年生」

『…よろしくおねがいします。雨宮Aです』

「あ!雨宮って…やっぱあの雨宮か!」

『…?』









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幸ぴろ - こんばんは!見ました! 男主君と影山の関係が気になります。 だからこれから毎日見に来ようと思います! よろしくお願いします! (2020年1月26日 23時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水餅 | 作成日時:2020年1月26日 17時

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