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「ハァっ…ハァ…」
『すみません…遅刻しました』
ゲーム研究部からダッシュを決め込み
後ろからの遊木くんの案内で俺たちは講堂にたどり着いた。
仁兎先輩は「何してたんら！」と少し怒っていらしたが
「ま、今回だけだからな」
『え…ありがとうございます…』
「時間が遅れた分、早く進めるぞ」
と、優しく許してくれた
この人後輩に慕われやすいんだろうな…と感じ、とりあえず一息をつく
『遊木くん…走らせてごめ』
「…………」
『(あれ…仙石くんいたんだ。めっちゃ見てくるなー)』
「…………」
後ろにいる遊木くんに話しかけようとすると
不意に仙石くんが目に入った。ものすっごくこちらを凝視していて俺が怖い
俺のこと嫌いだから睨んでるのかな…
『(…関わったらいけないやつだ)』
「………！」
『仁兎先輩、機材の説明お願いしますー』
俺は露骨に目をそらして仁兎先輩の方へ逃げた
遊木くんも確認したが俺の走りについていけずバテている。すまんな…
と言うことで彼は休めせておこう。
「累ちん、こっちだ」
『あ、はい』
俺は高い放送室からの眺めに若干驚きつつも
仁兎先輩から機材の扱い方を教わった。
意外と最新式なものが多くてズルいです。
＊
「累ちん。とりあえずここで実際にやってみようか」
『わかりました』
遅刻してから1時間
俺は完璧に操作を覚えて、ミニリハーサルなるものをスイスイと進めていく
「おお、すごいな」とお褒めの言葉がいただけたからちょっと嬉しかった
『…あの、すみません。聞いてもいいですか』
「ん？わからないところあったのか？」
『いえ、機械のことじゃないんですけど…』
「なんだ？」
『…あそこにいる仙石くん………めっちゃ落ち込んでないですか？』
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名無し - とても面白いです！！続き待ってます！！！ (2020年3月24日 16時) (
レス) id: f24b08b83b (このIDを非表示/違反報告)
キノ - とても面白かったです！ 更新楽しみにしてます！！ (2019年9月18日 20時) (レス) id: 8fe8c8a0b5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - リアルがご多忙と存じます。短い間でしたが素敵な作品をありがとうございました。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 4e31eec717 (このIDを非表示/違反報告)
水餅(プロフ) - あーたん♪さん» ありがとうございます！最近もう一個の小説書いててこっちがサボり気味なので頑張ります！ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 09171dabd4 (このIDを非表示/違反報告)
あーたん♪(プロフ) - 初コメ失礼します！そしてお気に入り1000人おめでとうございます！これからも無理のない程度で頑張ってください！ (2019年8月9日 16時) (レス) id: a89e74ee99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水餅 | 作成日時：2019年7月31日 18時
