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「お、なかなかやるネ」
『…どうも。部長さんもなかなかの腕前で』
カチカチカチカチカチカチカチカチと素早いコントロール音がゲーム研究部を満たしていた
遊木は横からそれを見て、逆先と累が鋭い視線でテレビの画面を見ている
お互い一歩も譲らない勝負。これが数十分続いている
『(ッチ…コイツ、魔法系で来るのかよ)』
画面には累が操作している銃を持った男。
それに攻撃を繰り返すのは魔法の書物を携えるネコ、逆先が操作しているものだ
男のHPがジワジワと削られていく。残りは４８だ。
「アレ？意外とそうでもないみたいだネ？」
『…………』
「残りはあと４８。ボクの攻撃力は３００だヨ。これで終わりだネ」
『逆先くん。最後まで油断しない方がいいんじゃない？』
「ハ？」
ニヤッと累が笑うと画面の先の男が小さな銃を変形させて機関銃に変えた
それに逆先が驚く。
『このキャラは武器を二つ装備できるからね。あんまナメないでもらいたい』
「でも残り４８は相当キツイんじゃない？ボクの魔力もまだ残ってル」
『そこも考えているよ』
累がカチリと操作した瞬間に画面のネコが爆発。
その爆破はネコが地面に叩きられるたびに起こった
「地雷…！」
『見つかる前に仕込んでおいたんだ。あと数十個はあるよ？防御魔法使わなくていいの？』
「なるほどネ」
この連続の爆破があと数十回。
そして爆破のせいでネコのHPは残り３９になってしまった。
もう防御魔法を使っても使わなくても間に合わないだろう。
「少し油断してたヨ」
『これでも世界とかで戦ってるんで』
ついにK.O.の文字が記されて男が勝ったポーズをしている
累の勝利だ。
「すごいネ累くん」
『逆先くんも上手いな。また今度やってくれ』
俺はスクッと立ち上がって逆先くんにそう言った
そして「すごいよ累くん！」と褒める遊木くんに爆弾発言をする。
…先に言っておくが俺はゲームをすると周りが見えなくなってしまうんだ。
だから俺は全く悪くはない。
『遊木くん』
「え？なにかな？」
『…３０分遅刻してる』
「え？…………ああああ！！？」
今日のリハーサルをすごく忘れていた。
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名無し - とても面白いです！！続き待ってます！！！ (2020年3月24日 16時) (
レス) id: f24b08b83b (このIDを非表示/違反報告)
キノ - とても面白かったです！ 更新楽しみにしてます！！ (2019年9月18日 20時) (レス) id: 8fe8c8a0b5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - リアルがご多忙と存じます。短い間でしたが素敵な作品をありがとうございました。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 4e31eec717 (このIDを非表示/違反報告)
水餅(プロフ) - あーたん♪さん» ありがとうございます！最近もう一個の小説書いててこっちがサボり気味なので頑張ります！ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 09171dabd4 (このIDを非表示/違反報告)
あーたん♪(プロフ) - 初コメ失礼します！そしてお気に入り1000人おめでとうございます！これからも無理のない程度で頑張ってください！ (2019年8月9日 16時) (レス) id: a89e74ee99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水餅 | 作成日時：2019年7月31日 18時
