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『(俺ってブサイクの設定なんか…)』
狭苦しい教室での授業が終わってさっさと向こうの校舎へ
これからドリフェス開催までこっちの校舎での仕事はないとのことでそのまま直進だ
というか女子の棘ありまくりの暴言を耳にして
やはり俺は(女子からの)嫌われ者だと理解する
『(なんで生徒会入れたんだろな)』
絶対に投票率も低くなるはずなのに…と今更考えなくてもいいか。
そう思って遊木くんのもとへ急いで足を進める
あ、そういえば…
『…(仙石くん、結局ずっと怖がってたな)』
昨日の小さなリスのような子を思い出した
俺との初対面のせいで怖がらせてしまった…が
彼は瞬きもせずにずっっとこちらを見ていたのだ。
こっちが怖かったな
『(…俺、悪いことしたかな)』
何か復讐でもされそうで怖いが…持ち前の運動神経で逃げよう
仙石くんへの答えが決まったことで手続をササっと終わらせる
この二日で俺の入室が確定し、すぐに入れるようになったのだ
『遊木くん…おまたせ』
「わ！累くん助けて〜！」
『え？』
遊木くんがこの近くで待ってるとのことで声をかけると
はじめに聞こえたのがだれかに襲われてでもいるような声音だった
ソッとそちらを伺う
「ゆうく〜ん♡こんなところで会うなんて奇遇だねぇ！」
『…………は』
「た、たた助けて累くんー！」
そこには見たことのないほどデレデレしてる瀬名さん。
なんだこの光景は…
とにかく助けるか…？
『……すみません』
「は？な＿ちょっと！」
「うわ！」
俺は一言謝ってから遊木くんを救出する
見事にべりっと剥がれた瀬名さん。案外力がないのだろうか
「ちょっとぉ、なにアンタ？俺とゆうくんの仲を引き裂いて」
『………瀬名さんってこんな感じでしたっけ』
「…う、うん…」
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名無し - とても面白いです！！続き待ってます！！！ (2020年3月24日 16時) (
レス) id: f24b08b83b (このIDを非表示/違反報告)
キノ - とても面白かったです！ 更新楽しみにしてます！！ (2019年9月18日 20時) (レス) id: 8fe8c8a0b5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - リアルがご多忙と存じます。短い間でしたが素敵な作品をありがとうございました。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 4e31eec717 (このIDを非表示/違反報告)
水餅(プロフ) - あーたん♪さん» ありがとうございます！最近もう一個の小説書いててこっちがサボり気味なので頑張ります！ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 09171dabd4 (このIDを非表示/違反報告)
あーたん♪(プロフ) - 初コメ失礼します！そしてお気に入り1000人おめでとうございます！これからも無理のない程度で頑張ってください！ (2019年8月9日 16時) (レス) id: a89e74ee99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水餅 | 作成日時：2019年7月31日 18時
