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物語5 過去編〜黒子テツヤ ページ7

黒子:はぁ〜。


月曜日。



公園に一人、ため息をついている僕、



職業は小説家、



これでもベストセラーの作品をいくつも出して来た。



だが、今はスランプ中、どうしてもいいアイディアが思いつかない。



筆が止まってからもう3か月たとうとしている。



気分転換に公園にいるが、それでもいいアイディアが思い浮かばない。



黒子:バニラシェイク、おいしいです。



今は3月、まだちょっと肌寒い。



でもバニラシェイクをのんでいる時が一番幸せだ・・・



ベンチで大人一人座るのもさみしいな、と感じていた、



そんな時



あ:あの、隣に座ってもいいですか?



黒子:!?いいですよ。



驚いた、僕は影が薄いのに気付くなんて・・・



その女の子は水色のカーディガンに身を包んでいて、



両手で大事そうに持っていた本屋の袋を開け一冊の小説を取り出し読み始めた



その小説はまさに自分が書いて2ヶ月前に発売された小説だ。



見た目からしてまだ幼稚園の子供が小説を読むなんて・・・



黒子:小説、好きなんですか?



あ:!?


一瞬驚いた顔をした、でもすぐに満面の笑みで「はいっ!」といった、



僕も思わず笑みが零れる。



それからその子は楽しそうに僕の書いた小説の良さを語ってくれた。



黒子:その作者、好きなんですね^^



あ:はいっ!一番好きなんですっ!
 


黒子:そうですか^^
  君、お母さんとかといっしょじゃないんですか?



あ:・・・・お母さんは天国に行っちゃいました・・・
  お父さんも、
  でもっ、孤児院で幸せに暮らしてますっ!




黒子:幸せなんですね^^
  ・・・よかったら、またここで小説語りませんか?



僕は何を言っているんだろう、



いまどき知らない人と話してはダメと教えられているだろうに、



このこともっと話したいだなんて・・・



ただ、困らせるだけなのに



あ:はいっ!(キラキラ



黒子:!?あの・・・知らない人と話したらダメと教わらなかったんですか?



あ:おそわりました、でもあなたは全然悪い人じゃないオーラです!
  なんとなく、わかります



ふにゃっと笑った笑顔が言葉にできないほどに可愛くて目を奪われたようだった。



その日、家に帰ったら、なぜか三か月、どんなに頭をひねっても思いつかないアイディアが
浮かんできた。



――――――――

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lkwisterven - もういっそのこと桃井ちゃんを出して桃井ちゃんに引き取ってもらう (2019年7月25日 17時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
M・Mっち - シオンさんの作品めっちゃ面白いッス( ≧∀≦)ノマジ天才!!!これからも、頑張ってくださいッス( ´∀` )b (2017年5月27日 11時) (レス) id: 7d0aabd101 (このIDを非表示/違反報告)
愛玖姫(プロフ) - シオンさんの作品大好きです(*^^*)特にこれはやばい♪夢主ちゃん最強ww (2013年11月12日 20時) (レス) id: 32f224d831 (このIDを非表示/違反報告)
姫美 - なんかこの作品、めっちゃおもしろいですね♪ (2013年9月3日 7時) (レス) id: 802d63f5dc (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 赤里藍さん» コメントありがとうございます。キセキは夢主にべたぼれですw (2013年8月30日 15時) (レス) id: d9b0741c80 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2013年8月25日 2時

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