笑わない蛇に笑顔を (ページ5)

今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:539 hit

004 ページ5

-フレッド side-

ホグワーツには噂になってる人物が居る。それがスリザリンの冷酷の蛇と呼ばれる女子生徒。名前までは覚えてなかった。

彼女は綺麗な顔はしてた、黒髪から除くダークブルーの瞳は何もかもを映し出しそうな色をしていたし。

フレッド｢んでも…笑わないよな｣

ジョージ｢ん？どうしたフレッド｣

大広間で食事中、目に入るのは真顔で食事を取ってる彼女。入学してから1度も笑ってる所を見た事がない。

彼女にイタズラという話も出たけど、悪戯した時にはスリザリンとグリフィンドールの仲がもっと悪くなる。

俺らは、ちゃんと一線を引いて悪戯をしてるのだ。

そんなある日、何時も通り管理人のフィルチに悪戯をして逃げてれば彼女が居た。

1年生なのに、周りよりも身長が高く綺麗に歩くので直ぐに分かった…そこからは行動は早かった、俺は彼女の腕を引いて後ろに隠れた。

『…手を離して、私授業行くの』

そういう彼女の表情は、心底迷惑そうでゴミを見るような目で見られるものの、俺は何度か謝って隠れる事に成功した。

そこから呪文学の教室まで彼女と歩いたが、彼女は相変わらず無表情で俺を無視しまくっていた。

結局は上級生のマーカス・フリントに邪魔されてしまったものの、俺の好奇心は擽られていた。

ジョージ｢よ！相棒何かあったか？｣

フレッド｢ジョージ、リー。俺あの子の笑顔を絶対見るって今決めた｣

リー｢あの子って…A・リアンか！？｣

俺の隣に座った2人に宣言すれば、驚かれながらも俺はしたり顔で頷く。

この日から俺とジョージのA・リアン笑顔大作戦が始まった。