検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:195,748 hit

キス ページ12

「…あぁ〜、美味しかった!!」


亜嵐くんと別れて、


二人の帰り道。


私がどれだけ話しかけても、


ってか独り言を言っても


無言のままの玲於くん。


「…玲於くん。れーおーくん。」


顔を覗いても、


仏頂面でスマホをいじってる。


何よ、もう。


さっきから…


機嫌悪くしちゃって。


「…もう、いいもん。」


その時、突然腕を掴まれた。


すると、


唇に柔らかい感触。


「…っえ?」


キス…だった。


短くて甘いキス。


「…あ、あの…え?」


状況がまったく理解できず、


あたふたしていた。


玲於くんに、キス…


された。


玲「……初めてじゃないよ?」


玲於くんは


なんだか切ない顔して


そんなことを言った。


私、今ファーストキスだって思った。


でも、違うって?


どういう意味?


玲「…覚えてる訳ないか。」


玲「ごめん、なんでもない」


なんて言って


少し笑ってポケットに手を入れて歩き出した。


私はただその背中を見つけることしかできなかった。


そして、


うるさすぎるこの胸の音が


鳴り止むことはなかった。

お年頃→←クレープ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (94 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
542人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS , EXILETRIBE   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にゃん。 - 聖羅さん» うあああ()涙拭いてください()()ありがとうございます!!もう私も嬉しくて涙です(´;ω;`)そう言って頂けると本望です…! (2017年2月16日 22時) (レス) id: 413b456b21 (このIDを非表示/違反報告)
聖羅(プロフ) - 涙出てきてほんとにお話の中にいるみたいです(笑)にゃん。さんのお話大好きです! (2017年2月15日 22時) (レス) id: e4fd58f4d8 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん。 - あやかさん» うふふ()そう言って頂けて嬉しいです(´;ω;`)()なら毎日更新できるように頑張ります!!(^∀^♭ (2017年2月7日 19時) (レス) id: 413b456b21 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 玲於くんやばいですほんとに……(´;ω;`)(笑)更新毎日楽しみにしてます! (2017年2月7日 18時) (レス) id: fbf7fe4bdc (このIDを非表示/違反報告)
にゃん。 - 佐森まゆー。さん» お久しぶりです!!そうなんですね(笑)私も受験なうで忙しいところです(笑)ありがとうございます!頑張ります♭ (2017年2月6日 23時) (レス) id: 413b456b21 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にゃん。 | 作成日時:2017年1月28日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。