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やっぱり無理。 ページ12

あの後も、順調に型を覚え、


さらに、牙の呼吸のみならず、狼の呼吸に派生して、使えるようになった俺は今









『ひぎゃァァァァァァァ!』

絶賛柔軟中だ。


(師範)「何故こんなに硬いんだ!」


いくらやっても、一向に柔らかくなる気配のない身体。



(師範)「(もうこれは、天性のものと言わざるを得ない。こうなったら...。)」

(師範)「A!」


『はいっ!』


(師範)「今日から、体術に特化してもらう!」


『それは、力技ということですか!』

(師範)「そうだ!」









こうしてまた、新たな道が開けるのだが、








つらい。


身体中痛い!


容赦なく、仕掛けてくる師範とやり合うのは、本当に厳しい。




前より機敏になったし、速く、軽く、長く動くことができるようになった。

これはいい事。

しかし、この対決が終われば、





(師範)「ほれ!もっと速く出来るじゃろ!」


『は、はい!』


腹の力だけで起き上がる訓練。



(師範)「あと百回!」


『へ、へい!おやびん!』



師範を乗せて腕立て伏せ。


さらに、


(師範)「行くぞ!」

『はい!』


ビュォン



ズザァ


師範に思い切り投げられ、着地する訓練。



さらに、さらに


『つらい!』

(師範)「へこたれるな!」


常中。


『肺が消えます!』

(師範)「肺は消えん!」


これらの事を

段々量を増やしていくことで

俺の力も飛躍的に上がった。



そして、一番変わったと言えるのが


(師範)「始め!」


『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』


バキッ


腹筋の力で、あまり硬い物でなければ


潰せたり、折り曲げたり、割ったり出来るようになった事。


ちなみに、さっき割ったのは、





竹。


もう腹筋バッキバキです。

とは言っても男の子よりは割れてないけど。









(師範)「A!よくここまで這い上がってきた!もうお前に教えることはない。」


『という事は、師範とやり合えなくなる。ということですか?』


(師範)「少し違うな。今は十一と六ヶ月。」



(師範)「わしから、この面を取る事が出来たら最終選別に行くことを許可しよう。」


『師範から面を...。』


ここまで、不安に陥ったのは初めてだ。

師範の面は取れない。


例え師範の面を取れても、
最終選別で生き残れるかは分からない。


(師範)「よいな?」









『はい!』

月夜の狼→←幸せ。



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黒孤 - この作品面白いですね!!狼と夢主ちゃんは一緒に行動しないんですか?僕一緒行動すると思ってました。更新頑張ってください!! (2019年10月17日 21時) (レス) id: d64dd6f51c (このIDを非表示/違反報告)
banana(プロフ) - 皆様!読んで下さり、誠にありがとうございます!感想を見てニヤニヤしているキモい作者ですが、これからも頑張りますので、宜しく御願いします! (2019年10月16日 15時) (レス) id: d3e0ea658a (このIDを非表示/違反報告)
狂狐(プロフ) - 今日見つけたんすけど一瞬にしてこの作品に惚れました!文才なととても凄いと思います!更新頑張ってください!応援して (2019年10月14日 13時) (レス) id: 8ba41bb7e5 (このIDを非表示/違反報告)
麻里 - これ、好き。更新、頑張って下さい (2019年10月6日 18時) (レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬。 - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張って下さい。 (2019年10月4日 14時) (レス) id: 954f1fe671 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:banana | 作成日時:2019年9月8日 16時

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