Silver × Blue 【男主】

▲ ホテル ページ28

※ 主 side




YouTubeの撮影を終え、ホテルの部屋に戻った


SHOTA部屋行っていい?



翔太からだ

寝ようと思い外した眼鏡をかけ直し、画面を見る


A来んな


一言だけ送り、 ベッドから立ち上がる

冷蔵庫のジンジャエールを飲みまた携帯を見ても返信は来ていない


歯磨いて寝るか





ピコン


SHOTA開けて〜




ガチャ


渡 ｢ほんとに来ちゃった｣

『帰れ』

渡 ｢いいじゃん！お邪魔しマース！｣




そう言って、部屋に無理矢理入ってくる翔太



『俺寝るよ？』

渡 ｢一緒寝よ｣

『無理狭い』



俺の部屋はシングル

ベッドも勿論一人用で、男二人では狭すぎる



渡 ｢暖房消して、くっ付いて寝ればいいじゃん｣

『は？床で寝ろよ』

渡 ｢やだよ！ w｣





俺の態度が冷たいと、後ろで喚いている翔太を無視して洗面所に向かう



渡 ｢ねー！スウェット貸して〜｣

『自分の着て寝ろよ〜』



俺の言葉を無視して、クローゼットを空けて服を探す翔太


言っても聞かないからと歯磨きを続ける




渡 ｢見て、Aのブカブカ〜｣


洗面所に顔を出した翔太

180cmの俺と172cmの彼じゃ体格差も出てくる


渡 ｢Aの匂いする｣



袖を口元に寄せて匂いを嗅ぐ翔太に頭が痛くなる




やめてくれ、

可愛いことすんなよ




『寝るぞ〜』

渡 ｢待って待って！｣



電気を暗くして、暖房を切る



渡 ｢くっ付いていい？｣

『ダメ』



どんなにダメと言っても俺の背中に腕を回してくる




『熱い』

渡 ｢嘘つき｣



.

▲→←▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す