第７６話 ページ11
Aside
高校でもバレーを続けた。
俺らは元々学力ある方だったから、兎明蛇も余裕で入れた。
そこで出会ったのが、翔太、秋穂、無月だった。
三年の先輩は凄かった。
カッコ良かった。
主将の荒木先輩は優しかった。
副主将の今井先輩は厳しかった。
特に、セッターの前本先輩は強かった。
特別強かったのは前本先輩だけだった。
運が良ければ全国に行けるくらい。
荒木先輩は俺らが入ってくれて嬉しいって。絶対お前らは強くなるって言ってくれた。
前本先輩は少し冷たい人だけど、仲良くしてくれた。いっぱい話もした。
前本「なんでバレーやろうと思ったんだ？」
A「憧れの人に教えて貰ったからです。」
前本「へぇ、お前は松下さんに似てるな。」
A「え？」
松下さんとは、誰の事を言ってるのだろうか。
もし、それが俺の思っている松下さんなら、
前本•A「松下 寿哉。」
前本「なんだ、知ってるのか。」
A「…その人に、教えて貰ったんです。」
前本「！？…そうか。…なら、お前は俺が嫌いかもな。」
A「なんでですか？」
前本「俺の憧れの選手はな、
［浜松 大輝］
��兎明蛇の過去最強セッター��だ。」
＿＿＿＿知ってる。
唯一、寿哉兄ちゃんを潰せる人。
A「…そんぐらいじゃ、嫌いになりませんよ。」
A「俺も、寿哉兄ちゃん潰す為に兎明蛇に来ました。」
��繋がりって素敵だと思います��
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