思い出。 ページ15
白石side
そんな正反対の俺と黒が仲良くなったのは些細な出来事だった。
マセ餓鬼と言っても幼稚園児。まだまだ純粋であった俺と黒は正反対故に得意なものも違って居た。
ずっと1人だった俺は、その時も1人で遊んでいた。
とはいえ、友達も居ないのに鬼ごっこなんて出来るはずもなく、運動神経を持て余した俺は木に登りお昼寝をしていた。
黒「すごい！君、どうやって登ったの？」
急に話しかけて来た黒に対し、終始無言の俺。当たり前だ。幼稚園の人気者が話しかけてきて、コミュ障の俺が耐えれるわけが無い。
しかし、コミュニケーションおばけの黒がそんな事を気にするはずも無く、こっちに寄ってくる。
黒「待って、僕も登るから！」
そう言って木に足を掛ける黒だが、少しの出っ張りを掴んでいた。そんな小さな出っ張りだと登りにくいそう思った俺だが、それでも登れない事は無いと何も言わなかった。
が、もう一度言おう。俺と黒は正反対だ。俺はそんな小さな出っ張りだけでも気軽に登れるが、運動が余り得意でない黒は登れなかった。
そう、滑って転んだのだ。
泣くだろうか。焦った俺は飛び降りて声を掛けた。
『おいっ、大丈夫か？痛いか？』
今度は黒が無言になり、俯いた。
どうしたらいい？先生を呼ぶべきか？でもここを離れていいのか？
友達の居なかった俺には最善策がわからなかった。
困っていると、黒は顔をあげた。黒の顔を見ると、彼は目を輝かせていた。
黒「すごい！どうやって飛び降りたの！？足、ジーンてしないの！？」
『いや、大丈夫。』
黒「すごいすごい！僕にも木登り教えてよ！！」
それから、何故か黒とは自然に話す事が出来て、黒も俺と居ると楽しいと言ってくれて、仲良くなっていった。
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なめこ。 - 主さんは半澤先輩推しなのかな？私は新橋くん推しです。ツンデレなところがかわいい… あ、よろしければネッ友になってくれませんか？！更新いつでも、どこでも、待ってまーす！ (2022年7月25日 3時) (
レス) id: 21be8de4e4 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ。 - うぉぉぉぉぉ！！あ、叫んでしまって申し訳ありません。はじめまして。なめこ。と申します。あの、控えめに言って神作だと思います。半澤先輩の物語をここまで作り上げるとは…もう、凄いじゃ言い切れません！この作品に出会えて良かった…！ (2022年7月25日 3時) (レス) id: 21be8de4e4 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙光里(プロフ) - うわああああああウラツク内ではすっくないささみゃーの小説がこんな神作なんて…！すごいと思います！続き、楽しみにしてます！それとすっごい細かい指摘なんですが宮野くんの一人称は僕じゃなくて俺ですよ！！更新めちゃめちゃ楽しみにしてます！！！ (2022年2月3日 10時) (レス) id: c1ebef8efe (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 半澤さんの垣間見えるどエスが・・・。読みながら発狂してました。私も半澤さんをｂｌの世界に引きずり込みたくて、この小説を見つけた時は運命かと思いました。これからもお体に気をつけて更新、頑張っていただけたらと思います。陰ながら応援させていただきます。 (2019年7月19日 22時) (レス) id: 72842f6fe9 (このIDを非表示/違反報告)
?Lia4?(-^〇^-)(プロフ) - ( -ω- `)ﾌｯさん» ありがとうございます！作者も少ないな〜と思って自己満で書いております！！鍵平は本当に推せますよね...これからもどんどん入れていこうと思います！！ (2019年1月5日 21時) (レス) id: 876d1986bc (このIDを非表示/違反報告)
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