真実。 ページ16
白石side
黒との出会いを思い出していると、半澤さんに顔を覗かれた。
半「…大丈夫?」
『っはい。』
思っていた以上に顔が近く、戸惑ってしまう。先程まで忘れていた胸の痛みが、また俺を襲う。
半「ふふ。もしかして、覚えてないとか?」
『あ、いや…しょうもないなと。』
へぇ〜と言った半澤先輩に興味が無いから続きを聞かないのか?と思っていると、駅に着いていた事に気がついた。
半澤先輩と二人の時間は、何故か短く感じてしまう。
半「じゃ、送って貰ってごめんね。また困ったら言ってよ。次はどうする?」
今日限りの勉強会だと思っていたが、違ったみたいだ。そんな些細なことにも喜びを感じる。
やっぱり、カッコイイな。
女の子はこんな人に憧れるのだろう。そりゃそうだ。男の俺ですら憧れてしまうのだから。
次の勉強会の約束をして、その日は帰った。
家に帰った後の復習は、何故か手が止まることが無かった。
__________
【おまけ】黒羽side
寮に帰った後、流石にあそこまで頼んで来たなら勉強教えてやっても良かったかと思う。
が、そんな訳には行かない。何故なら、
『半澤さん!おかえりなさい!』
半「うん、ただいま。テンション高いね。」
そう言っていつもの様に笑う半澤さん。そんな彼に僕は些細なお願いをする。
『実は半澤さんに頼みたいことがあってですね!』
半「なに?」
『白に勉強教えてやってくれないですか?』
半「白石に?」
『そうです、今度テストがあるじゃないですか?あいつ勉強苦手なんですよ。』
半「うーん…
…いいよ。」
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なめこ。 - 主さんは半澤先輩推しなのかな?私は新橋くん推しです。ツンデレなところがかわいい… あ、よろしければネッ友になってくれませんか?!更新いつでも、どこでも、待ってまーす! (2022年7月25日 3時) (レス) id: 21be8de4e4 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ。 - うぉぉぉぉぉ!!あ、叫んでしまって申し訳ありません。はじめまして。なめこ。と申します。あの、控えめに言って神作だと思います。半澤先輩の物語をここまで作り上げるとは…もう、凄いじゃ言い切れません!この作品に出会えて良かった…! (2022年7月25日 3時) (レス) id: 21be8de4e4 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙光里(プロフ) - うわああああああウラツク内ではすっくないささみゃーの小説がこんな神作なんて…!すごいと思います!続き、楽しみにしてます!それとすっごい細かい指摘なんですが宮野くんの一人称は僕じゃなくて俺ですよ!!更新めちゃめちゃ楽しみにしてます!!! (2022年2月3日 10時) (レス) id: c1ebef8efe (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 半澤さんの垣間見えるどエスが・・・。読みながら発狂してました。私も半澤さんをblの世界に引きずり込みたくて、この小説を見つけた時は運命かと思いました。これからもお体に気をつけて更新、頑張っていただけたらと思います。陰ながら応援させていただきます。 (2019年7月19日 22時) (レス) id: 72842f6fe9 (このIDを非表示/違反報告)
?Lia4?(-^〇^-)(プロフ) - ( -ω- `)フッさん» ありがとうございます!作者も少ないな〜と思って自己満で書いております!!鍵平は本当に推せますよね...これからもどんどん入れていこうと思います!! (2019年1月5日 21時) (レス) id: 876d1986bc (このIDを非表示/違反報告)
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