其の351 ページ1
A「カカシ!」
鬼鮫「ほう、あの術を食らって、精神崩壊を起こさぬとは」
イタチの隣に現れた鬼鮫は、
そんなカカシを見て感心していた。
鬼鮫「しかし、イタチさん。その目を使い過ぎるのはあなたにとっても危険」
そうか、
万華鏡写輪眼の月読には
それ相応の代償がある。
A「視力の、低下......」
イタチ「っ......」
下手をすれば失明すると、
風の噂で聞いたことがある。
カカシ「探し物とは、サスケのことか......」
イタチ「いや、四代目火影の遺産ですよ」
ということは、
ナルトも目的の一つか。
そうなれば、
“暁”の目的は
人柱力に関係しているとも考えられる。
イタチ「あと、この子もね」
小脇に抱えられていたのが、
今度は肩に担ぎ上げられた。
カカシ「Aを、返せ......!」
イタチ「安心してください。あなたも、連れて行きますよ。
鬼鮫、そのほかの方には消えてもらおう」
イタチが言い終わると同時に
鬼鮫は大刀を持って、
カカシたちの元へ走っていった。
?「木の葉、剛力旋風!」
だが、
ガイが三人を庇って現れ、
体術の回し蹴りで鬼鮫を蹴り飛ばした。
こちらに戻ってきた鬼鮫は、
少し驚いた表情でガイを見遣る。
鬼鮫「何者です?」
ガイ「木の葉の気高き碧い猛獣、マイト・ガイ!」
体術のポーズを取り、
キランと歯を見せながら
口角を上げるガイ。
鬼鮫「なんて格好だ。珍獣の間違いでは?」
――あ、それ言えてる。
イタチ「あの人を甘く見るな」
ガイ「(やはり、イタチ)
Aを、返してもらおうか」
やがて
月読に耐えられなくなったカカシは、
水上にも関わらずその場に倒れ、
水の中に沈んでいった。
それを見兼ねたガイが
カカシを水中から引っ張り上げ、
紅に渡す。
ガイ「紅は、カカシを医療班の元へ。アスマは、俺の援護だ」
アスマ「よし」
ガイ「あとは、俺の手配した暗部の増援部隊が来るまで、少しの間、相手をしてやる」
鬼鮫「おもしろい。いい度胸ですねぇ」
イタチ「鬼鮫、やめだ。俺たちは戦争しに来たんじゃない。
残念だが、これ以上はナンセンスだ。帰るぞ」
鬼鮫「せっかく、疼いてきたのに。仕方ないですねぇ」
瞬身の術で
この場を去るイタチと鬼鮫。
ガイたちは
二人の早さを見切ることはできず、
追ってくることはなかった。
【いや、助けろってぇの!】
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ri_ta0077(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます!基本的にはジャンプアニメですね。赤髪の白雪姫なども好きですよ! (2019年2月18日 23時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2019年2月18日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NASHI | 作成日時:2018年2月6日 23時