検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:39,652 hit

129 ページ44

彩side

小鈴ちゃんのお母さんは研究室内を見回した。



崎母「小鈴。」



崎「お母さん…」



私は摩っていた手をとめ、小鈴ちゃんから離す。



崎母「こんなお父さんだけど、一緒に居てやってよ。」



崎「っ、うんっ…!」



小鈴ちゃんが笑顔を見せる。


初めて、小鈴ちゃんが心から笑っていた顔を見たような気がした。



崎母「貴方も、今回はありがとう。小鈴と仲良くしてやってね。
貴方のお姉さんには迷惑をかけたわ。謝っていたって、伝えてください。」



小鈴ちゃんのお母さんは私の方に視線を流し、そう言った。



彩「はい。こちらこそ、ありがとうございました。」



それから小鈴ちゃんのお母さんはまだ呆然としているkzの皆に視線を投げる。




崎母「貴方達も、迷惑をかけてごめんなさい。
今回はありがとう。」



暫く無言だったけど、やがて皆は口々に言った。



若「い、いえ。気にしないでください。」


黒「丸く収まったようで良かったです。」


美「僕達は大丈夫です。」


七「小鈴さんのこと、見守っててあげてください。」


小「此処のあと片付けは、僕らも手伝います。」


上「あ、えっと、こちらこそありがとうございました。」



小鈴ちゃんのお母さんは研究所全体を包み込むように微笑む。



崎母「では皆さん、さようなら。」



だんだんと姿が薄れて行く小鈴ちゃんのお母さんを、皆が見守った。

130→←128



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りぃあ♪#(プロフ) - 未麗さん» わああありがとうございます!作品がまだ生きていることが嬉しいです…笑 (2022年6月20日 0時) (レス) id: f0d7ca6b29 (このIDを非表示/違反報告)
未麗 - 藍ちゃん可愛かったです。あ、あとあと作者様の想像力がすごかったです‼ (2022年3月27日 10時) (レス) @page21 id: 1aa17b468f (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 華菜原 舞衣さん» ありがとうございます!そうですりぃなさんです!誤字の指摘、ありがとうございます。読んでくださりありがとうございました! (2020年8月24日 16時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
華菜原 舞衣 - すっごく、おもしろかったですっ!あの、かなり前のことなのですが、あなたの名前の一文字違いって、りぃなさんじゃないですか?まちがってたら、すみません。あと、パート2の、50話あたりの誤字です。気ずく→気づく、三ツ矢→三ツ谷、です。サイダーです、それじゃ (2020年8月21日 14時) (レス) id: daa172df0e (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 夜桜杏奈さん» ありがとう!じゃあ杏ちゃんって呼ぶね!今度杏ちゃんの作品にもお邪魔します(´˘`*)改めて、よろしくね! (2020年4月11日 21時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りぃあ♪# | 作成日時:2020年1月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。