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彩side

さっきから私の中で危険信号が鳴り響いている。


藍が倒れそうになっているのが分かっていた。


今すぐ藍の所に行きたい。


でも、藍に言われたから、行けない。



『私が倒れようがどうでもいいから、この魔法だけはちゃんと成功させてね。』



鈍い音と共に、皆の叫び声が聞こえる。



若上小黒美七崎「「「「「「「片割れ/藍ちゃんっ!」」」」」」」



藍が倒れた事を悟った。


藍っ…!


藍の所に行きたい、という思いが私の気力を起こした。


瞬間、明るい、でも優しい光に包まれる。


私は言った。



彩「貴方の夫に会ってやってください。」



透明感のある声が降ってきた。



?「ええ、そうね。私もそろそろ行きたいところだと思っていたわ。

ありがとう」



彩「お願いします」



光が弱まり、周りが見えるようになる。


後ろをむくと、目を丸くしている皆が目に入った。



崎「お母さんっ!」



崎父「す、ずね…」



黒木君に抱えられている藍が目に入る。


こればっかりは、回復魔法でもどうにも出来ない。


私は大きく息を吸い、口を開いた。



彩「小鈴ちゃんのお父さん、私は、亡くなった人を生き返らせることは出来ません。

でも、話だけなら。」



私が藍から教わった魔法は、亡くなった人を呼び出して、話す事ができるようにする魔法だった。


この魔法は、遺体がないと出来ないけど、この場合、遺体あったからできた。


もし、小鈴ちゃん達が説得出来なかったら、これを使うと決めていた。


今、小鈴ちゃんのお母さんの遺体の上に、小鈴ちゃんのお母さんが立って…いや、浮いている状態だった。


やっと出来た……



崎母「久しぶりね。小鈴、康太。」

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りぃあ♪#(プロフ) - 未麗さん» わああありがとうございます!作品がまだ生きていることが嬉しいです…笑 (2022年6月20日 0時) (レス) id: f0d7ca6b29 (このIDを非表示/違反報告)
未麗 - 藍ちゃん可愛かったです。あ、あとあと作者様の想像力がすごかったです‼ (2022年3月27日 10時) (レス) @page21 id: 1aa17b468f (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 華菜原 舞衣さん» ありがとうございます!そうですりぃなさんです!誤字の指摘、ありがとうございます。読んでくださりありがとうございました! (2020年8月24日 16時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
華菜原 舞衣 - すっごく、おもしろかったですっ!あの、かなり前のことなのですが、あなたの名前の一文字違いって、りぃなさんじゃないですか?まちがってたら、すみません。あと、パート2の、50話あたりの誤字です。気ずく→気づく、三ツ矢→三ツ谷、です。サイダーです、それじゃ (2020年8月21日 14時) (レス) id: daa172df0e (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 夜桜杏奈さん» ありがとう!じゃあ杏ちゃんって呼ぶね!今度杏ちゃんの作品にもお邪魔します(´˘`*)改めて、よろしくね! (2020年4月11日 21時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃあ♪# | 作成日時:2020年1月7日 20時

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