立花彩の片割れ part3

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彩side

藍(で？どうするの？言うの？)



その問いかけの答えに迷っている間に藍はもう答えを出したようで。



藍｢kzの皆に、事件の依頼があります。｣



若武がキラキラ、いや、ギラギラとした目で藍を見ていた。



藍｢皆の都合が着く日で構いません。
ここにいる全員で、崎原研究所に乗り込んで欲しいんです。｣



皆、目を丸くした。



藍｢崎原研究所は、ここにいる小鈴ちゃんのお父さんの研究所で、“元”植物等の遺伝子組み換えをしている研究所でした。
だけど今は、亡くなった妻を生き返らせる研究をしています。｣



上杉君が目を細めて言った。



上｢死人って、生き返らせる事が出来るものなのかよ。｣



これは一応忍の守備範囲なので、皆の視線は忍に集まる。



七｢出来ないことはない。
けど、1人を生き返らせるのに他の人の命を使うってのばっかりだ。｣



ん、小鈴ちゃんのお父さんがやってるのは、魔女の命を使うんだよね。



藍｢七鬼君の言うとうりです。
そしてそのターゲットに、私が選ばれました。｣



結構凄いことを笑顔で淡々と言っている藍が怖くなったのか、皆何処か引いていた。



私と小鈴ちゃんはそれを見て笑いを堪えるのに必死。



藍｢だから乗り込んで、説得と同時に小鈴ちゃんのお母さんの遺体を回収、あと研究道具壊したりかな。
これは小鈴ちゃんや、小鈴ちゃんのお父さん本人、亡くなった小鈴ちゃんのお母さんの為でもあるの。｣



藍は小悪魔的な笑みを浮かべる。



藍｢さあ、探偵チームkzの皆さん、この依頼、受けますか？｣

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