立花彩の片割れ part3

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彩side

1階の客間に着くと、そこにはもう席が用意されていた。


皆もう座っていたので、私も空いている席に座る。


椅子は7脚しか用意されていなかったので、もう空いている席はなかった。



黒｢最近学校休んでるって、本当？｣



どう来るかと思ったら単刀直入に来たね。



彩｢ん、本当だよ。明日からは行く予定。｣



上｢今日、秀明いなかったけど、どうしたの。｣



彩｢色々あって、｣



七｢その色々って学校休んでる理由と一緒？｣



忍、お願いだから遮らないで。



彩｢うん。｣



いや、一緒かどうかは微妙だけど。



若｢アーヤ、今日秀明来てなくて、珍しいなって思って黒木に聞いたら、最近学校も休んでるって聞いたから、みんなで来たんだぜ。｣



余計なお世話です。



美｢アーヤ、なんか隠してるでしょ。｣



うん、隠してるけど、



彩｢言わないよ。｣



美｢教えてよ。俺達そんなに頼りない？｣



こればっかりは言えないの。



彩｢そんな事ないよ。｣



美｢じゃあ何で？！｣



翼の声が荒ぶった。



黒｢美門、一旦抑えろ。｣



その声で、前に乗り出しつつあった体がしっかり椅子に座った。



小｢ねぇアーヤ。
さっき若武も言ってたけど、僕達心配で来たんだ。
教えて欲しいんだ。
僕達もこれ以上隠し事は嫌なんだよ。｣



その言葉で私ははっとした。


前まで藍の事を隠していて、kz退団までした私が、また隠し事をしているのが皆は嫌なんだ。


前、皆自分の気持ちを殺して私の答えを待ったんだと思う。


我慢したりしたこともあったと思う。


これ以上隠し事をして欲しくないんだ。きっと。



でも…



藍(言っていいよ。)



はっ？！



藍(kzなら、信じられそう。)



後ろを見ると、藍と小鈴ちゃんが後ろから私達を見ていた。


見ていた、と言うよりかは、眺めていた、が正しいかもしれない。



てか、いつから居たの？！

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