立花彩の片割れ part2

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藍side

すると、急に七鬼君が黙った。


目がキラッと光って、まるで何かを発見したみたいだった。



全-七(((((((？？)))))))



七｢そうか。ようやく分かった。｣



全-七(((((((？？？)))))))



七｢それがあったか。すっかり忘れてた。｣



全-七(((((((？？？？)))))))



若武君が溜息をつく。



若｢七鬼、何がわかったんだ。説明しろ。｣



七｢立花と片割れに妖気に近いものが漂っていた理由。｣



はぁ。



そういえば七鬼君は妖気感じれるんだっけ。



彩が言ってた様な。



少し前にkzのメンバーってどんな感じ？って聞いたら彩がすごく熱く語ってくれたのを覚えてる。



美｢話を戻そう。片割れ、続けて。｣



はーい←



藍｢この病気、治ることがないらしくて。

症状が落ち着いてきたら退院ってことになってたんだ。


薬は、すごく強いのを使ってるんだ。

髪色が違うのは、薬の副作用なの。

最初は彩とおなじ色だったんだけどね。


私と彩、小さい頃から結構仲良かったから、
私が入院したら彩がもう見てられないくらい元気なくなっちゃったみたいで、
環境を帰るためにおじさんの家に引き取ってもらったみたいなの。

で、後継者発表の時期になって、私の症状も落ち着いてきて、私と彩も家に戻り、後継者発表を行ったってこと。

彩がkz退団した理由は後継者発表を世間に知らせないためのお母さんからの指示。｣



これ、私が全部喋ってるけど大丈夫かな？


若武君が目を見開く。



若｢じゃ、アーヤと片割れって本当に立花財閥のご令嬢だったのかよっ？！｣



彩が何でもないと言ったように答える。



彩｢そうだよ。
と言っても、それを知ったのは私も藍も5週間前だけどね。｣



若｢俺、前から立花財閥に興味があったんだ。
多分アーヤの退団がなかったら調べようって言い出してたと思う。｣



じゃ、退団して正解だった、のかな？



小｢退団理由がそれなら、アーヤもkzに戻って来れるんだね。｣



小塚君がそう言うと、彩は軽く目を伏せる。



彩｢皆がいいなら。｣



するとkzの皆は目を見合わせた。




美｢良いでしょ、アーヤに罪はないんだし。｣


小｢ん。戻ってきて欲しいって思ってたしね。｣


上七｢｢あぁ。｣｣


若｢アーヤ、今日からまたメンバーだぜ！｣


黒｢おかえりなさいませ、姫。｣



彩は満面の笑みを浮かべる。



彩｢皆、ありがとう！｣

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