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彩side

彩「急なんだけど、私」


言葉が続かない…


何でだろう。



今まで辞めるとか言ったことは何回もあった。

その時は、勝手に出てきたのに。



私は泣きそうになった。


泣いちゃダメだよ。私。

もう、決めた事なんだから。

自分で決断したんだから。


もう泣いてもどうなってもいいという気持ちで私は息を大きく吸い込み、言葉を発した。


彩「KZを、退団します。

今まで、ありがとうございました。」


頬に冷たいものがつたる。


皆は、しばらく呆気にとられていた。


沈黙が続く。




やがて沈黙を破ったのは若武だった。


若「……でだよ。」


怒ってる…そりゃそうか。


ごめんね、私も出来ることなら、退団したくないんだよ。


若「何でだよ!KZは生き甲斐なんじゃ無かったのかよ!」


若武が怒鳴った。若武に怒鳴られた。


上「若武、うるせぇよ。」


上杉君が若武に冷ややかな目を向ける。


翼はまだ仲直り(?)してないので、ただただ呆気にとられていた。


忍も、沈黙。


小「どうして?何があったの?アーヤ。」


彩「ごめんね。それが、言えないんだ…」


黒「どうしても、駄目?」


言えない。どうしよう。


私は唇を引き結び、下を向く。


藍(どうやら助けが必要みたいだね。)

彩(え?藍?何?何するの?)


藍「家庭の事情ってとこかな。」


私は驚き、思わず顔を上げ、藍の方を見る。


彩(なんで藍がここにいるの?)


藍(彩が危なっかしいから、休み時間が始まった時に、秀明に侵入して、カフェテリアまではるばる駆けてきたの。感謝してよね。)


彩(え?ま、まぁ…ありがとう?)


藍(なんで疑問形なのよ…まぁ、いいけど。)


藍「詳しくは5週間後話す。それまでは話せないから。もし知りたいなら5週間待って。」


七「あのさ、それは分かったけど、まず、お前、誰?」


あ、ミスったね。藍。ドンマイ←

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K(プロフ) - りぃあ♪#さん» どういたしまして! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - Kさん» そうなんだ!教えてくれてありがとう! (2019年10月22日 19時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - りぃあ♪#さん» hitは読まれた回数だよー!(今度はちゃんとレスしたぜ!) (2019年10月22日 18時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - Kさん» うん、私もたまにある笑 (2019年10月22日 15時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 草刈り機大魔王さん» いいよ! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃあ♪# | 作成日時:2019年9月26日 20時

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