第３０話 ページ30
「なんだかちょっと雰囲気変わったね、A。今のほうが可愛くていいよ！」
「そ、そうなのかな…」
「Aは前から可愛いわよ！」
「いや、うん可愛かったよ」
「ちょっとシロナ、恥ずかしいって」
話が盛り上がるにつれてフヨウとは仲良くなれた。友達ができたみたいで嬉しいな。
食事はほとんど終えて紅茶を楽しんでいた頃、女子3人も集まれば欠かせない話題に。
「Aは好きな人とかいないの？」
「え、好きな人？いないよ」
「えー、いないの？」
「あら、だ」
「あわわわ、いないよ！うん、いないの！
フヨウはどうなの!?」
慌ててシロナの言葉を遮りフヨウに話を回す。
全く…違うって言ったのに。
「私？私もいないよー。シロナさんはどうなの？」
「私もいないわ」
「でも前にダイゴさんとはなんかいい感じだったよ！」
「え、そうなの!?」
「そんなことないわよ！むしろAのほうが気になってるんじゃないの？」
しまった！自らまた話を起こしてしまったか。仕方ない。こちらの世界でどう効果が出るか不安なところではあるがアレをやるしかない。
「ないないない。だって…、私、シロナが大好きだから…」
ちょっとわざとっぽく、しおらしく言ってみる。
するとシロナが即反応してくれた。
「んもぅ！可愛いんだからっ！」
よしよし、成功だ。よく女友達とやったんだよね、こういうやりとり。
それからも女子トークは長々と続き、結局閉店間際までお店にいた。
「はぁー、楽しかったよ！二人ともありがとう！次は私がシンオウに遊びに行こうかな」
別れ際、フヨウが興奮冷め止まずというかんじで話す。
「私もよ。もちろん、是非来てちょうだい！待ってるわ」
「こちらこそありがとう！また会えるの楽しみにしてるね」
お互い手を振りあってフヨウとは別れた。
私たちもホテルに戻ってベッドへ入った。
「今日はどうだった？」
シロナが聞いてきた。
「とっても楽しかった。シロナ、ありがとね」
「ふふ、Aが楽しめたなら何よりよ。…おやすみ」
「おやすみ、シロナ…」
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遊星(プロフ) - 璃々さん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2022年8月21日 23時) (
レス) id: ae3c532d92 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - 遊星さん» 楽しみにしていただいて嬉しいです。ありがとうございます。毎日更新はできないかもしれませんが、なるべくがんばりますね！ (2022年8月21日 14時) (レス) id: d7238d7d87 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2022年8月19日 22時) (レス) @page7 id: ae3c532d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2022年8月13日 17時
