第１４話 ページ14
私は図鑑を立ち読みするのもどうかと思ったので、シロナに椅子で座っていると言ってその場所を離れた。
去り際にちらっと二人を見たが…なんだか、こう…いわゆるキラキラオーラというものが漂っていたなぁ。そういう人初めて見た。
椅子に座りパラパラと本のページをめくる。色とりどりのきのみがあるんだな。この青いやつとか毒ありそう。
やっぱりほとんど字は読めなかったので、とりあえず絵を見て楽しんだ。
少しすると飽きてきたので、シロナの元へ戻る。見るとまだダイゴさんはいて、難しそうな本を広げている。
座って読めばいいのに。あ、もしかしてシロナのこと…？
シロナ美人で優しいからね。ダイゴさんもイケメンだし優しそう。二人が付き合ったら絶対皆が羨む美形カップルじゃん。
まぁシロナ家事は壊滅的にできないから、そこがよければだけど。
「A？」
本棚からこそっと覗いていた私を、シロナは見つけた。
「もう終わり？」
「むすかしかった」
「そう。ね、Aはちょっと頑張りすぎよ。短期間でこんなに会話ができるようになっただけでも凄いのに。字の読み書きはゆっくりやりましょう。私も手伝うから」
「あぃりがと」
私はシロナに頭を撫でてもらって、えへへと笑う。シロナにすっかり子ども扱いされることが逆に嬉しく思ってしまうのは、うまく手懐けられたということか。いや本当に嬉しいのでもはや本望かもしれない。
「Aちゃんはシンオウ出身ではないのかい？」
私たちのやりとりを聞いていたダイゴさんが聞いてきた。
「記憶がないみたいなの。初めて会った時はこちらの言葉は全く理解できてなかったのよ。それがたった2ヶ月でこんなに会話もできるようになって。ふふ、Aは本当に凄いわ」
「そうだったんだね。確かに凄いよ、Aちゃん」
まさかの美形二人に誉め殺しされた。
それからダイゴさんは
「いつかホウエン地方にもおいで」
と別れ際に言った。ホーエン地方？こことはまた別の大陸とか国ってことなのかな。今いるシンオウ？地方もろくに回ってないのになと思ったけれど、シロナが「機会があったら行きたいわね」と言ったので是非行きたいです。
その後私たちはごはんを食べたり、アイスを食べたり、ショッピングをして、帰宅したのだった。
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遊星(プロフ) - 璃々さん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2022年8月21日 23時) (
レス) id: ae3c532d92 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - 遊星さん» 楽しみにしていただいて嬉しいです。ありがとうございます。毎日更新はできないかもしれませんが、なるべくがんばりますね！ (2022年8月21日 14時) (レス) id: d7238d7d87 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2022年8月19日 22時) (レス) @page7 id: ae3c532d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2022年8月13日 17時
