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ビシリっと､ストーカーが指差したのは…
『･･･私？』
何故か透だった｡
「許嫁ですぅ」
そして私が答える前に志村さんがニッコリ笑顔で答えた。そして、すぐさま私の右腕に腕を絡ませる。
「私この人と春に結婚するの」
初めて聞いたそんな話に「そーなんですか？」と素で返してしまった。
結婚って･･･女同士で出来る訳ないんじゃ･･････あーなるほど、そうかそういうことか。嘘の婚約者を装って諦めさせるってことか。
でもファミレスまでストーカーする人が易々と諦めるとは到底思えないんだけど･･･。
「もうあんな事もこんな事もしちゃったんです、だから私のことは諦めて」
「あ…あんな事も、こんな事も、そんな事もだとォォォォォ！！」
ゴリラの顔が凄いことになっている。因みにそんな事はしてないから。
あーやめてやめて。私、無実だから。私を板挟みにしないでお願い。
どうしてこうもめんどくさい展開になるの。やっぱり万事屋一行は面倒ごとしか招かないよ、ホント。
「いやっ！！いいんだお妙さん！！そんな無理をしなくても！！キミのことは全て確認済みだ。その男に脅されているんだろう？でももう大丈夫、俺が必ず君を救い助け出してみせるよ｣
どうやらストーカーは本物のストーカーらしい。幕臣の権限でも使ったか。とことん志村さんについて調べているようだ。
普通そこまで調べる？幕臣の権限の使いどころ間違ってるよ、キミ。
「オイ、フードの男！！お前がお妙さん脅していることはもう分かっている！！許嫁だろーと関係ない！！無理矢理脅して結婚しようとする最低なお前なんかより俺の方がお妙さんを愛してる！！」
ビシリと人差し指で指され、険しい表情のまま言い切られた。
「決闘しろ！！お妙さんをかけて！！」
そこで思い出す。そういえばフード取ってなかったなあ、と。
「なぁ、その勝負俺が受けてもいいか？」
今まで黙ってストーカーの話を聞いていた坂田さんは､男の前に立つとビシっとソイツを指差した｡
『･･･坂田さん？』
「悪ィが、ソイツに怪我なんてさせたくねーんだ。大切な友人なんでね。だから俺がテメェの相手してやるよ。･･･まさか今更怖気づいてやらねーとか言うんじゃねーだろうなァ？』
挑発するように言った坂田さんの言葉を聞き、ストーカーの額に青筋が浮かんだ｡
「いいだろう｡まずは貴様からだ！！｣
･･･帰っていいですか？
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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クミコさん - 更新待っております (2019年9月27日 7時) (
レス) id: ad68fbe9cf (このIDを非表示/違反報告)
蓮佳(プロフ) - 凄く面白いです。リメイクできるまで、待ってます！更新頑張って下さい！応援してます！o(^o^)o (2017年10月8日 16時) (レス) id: d772084aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カトレア | 作成日時：2017年7月16日 17時
