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年越し迄残り僅かとなった。
相変わらず三人の過ごすマンションの一室は賑やかである
「Aお湯は危ねぇから触んじゃねえぞ?」
「分かってるよ」
「Aー、私と一緒に炬燵入ろーよー」
「手前もちょっとは手伝え!!」
Aと中也が年越し蕎麦の準備をしている中、太宰は炬燵の中でゴロゴロとしていた
二人がギャーギャー云い合いをしている間Aは瞳を輝かせながら、鍋の中を覗き込んでいた
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「ほい、年越し蕎麦完成!」
「おぉ〜!!美味しそう!」
「茹でただけだけどね」
「うるせぇよ」
机に上に並べられた蕎麦に歓声を上げるA
かき揚げと葱ののった蕎麦からは湯気が立ち上っており、出汁の匂いが漂っていた
「それじゃあ、頂きます!」
「おぉ、少し冷ましてから食べろよ」
「ちょっと中也、この葱繋がってるんだけど」
「あぁ?黙って食え」
こうして賑やかなまま年は明けた
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作者名:レイ | 作成日時:2019年1月16日 23時