親友が同級生にビンタをしていた【呪術廻戦】

ただのネタ ページ7

これは五条とAの体が入れ替わるまえの話。



「私、領域展開できるわ……」

Aが真剣な顔で、そう言った。五条と夏油は顔を見合わせて、それからAに視線をもどす。家入も驚いてポカンとしていた。

「マジで？」

あの五条でさえ未だ修得していないというのに。Aは「マジマジ」と言って、席を立った。つられて五条たちも席を立つ。言葉を交わさずとも、Aが何をしたいのか理解できてしまうのは、付き合いが長いからだろう。

A、夏油、五条、家入の4人は校庭へ向かう。


「本当にできるのか？」

五条が半信半疑の顔で問う。しかし、Aは自信満々に微笑んだ。

「まぁ、見ててよ」

Aは両手を合わせ、それからぶつぶつと詠唱を唱えた。

そして───────


「領域展開『帳』！！！！」


「んふっ」

「ﾌﾞﾌｯ………」

「は………？」

吹き出したのは夏油と家入だ。そして五条は気の抜けた声を漏らす。

ゆっくりと降りる帳に、Aはドヤァァァっという顔を五条たちに向けた。


「どうよ、私の領域は」

「いや、お前これ……」

「ただのｯ……帳ｯ………ふふっ………」

お腹をおさえて笑う夏油、笑いをこらえている家入、五条はただただ呆れていた。

「そんなん俺だってできるわ！！」

「な、なんやて！？」

「見せてやるよ、俺の領域展開！」

「ぶふっ……ちょ、さと、さとる……ふふ、え、そこかい？張り合うところ……」

夏油は笑いすぎて涙目になりつつある。家入は我慢できずに吹き出していた。





このあと皆で領域展開(帳を降ろ)した。

夏油は見た3→←………

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