貴方がいたから___ (ページ6)

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太宰「明日、五大幹部会がある」

中也『「！」』

中也「バカなっ！あれは数年に一度、組織の趨勢を

決定する時だけ開かれる、極めて強制力の強い

意思決定会議だ」

『あるならとっくに連絡があるはずです』

中也「(Aも知らなかったのか...)」

太宰「理由は私が先日、組織上層部にある手紙を送ったからだ

で、予告するんだけど、君は私を殺さない

それどころか、懸賞金の払い主に関する情報のありかを

私に教えた上でこの部屋を出て行く」

太宰「それも、内股歩きのお嬢様口調でね」

中也「あァ？」

『内股歩きの...お嬢様口調.....中也が....お嬢様.....』
　

中也「落ち着けA！」

中也「...手紙？手紙だと！？」

太宰
「手紙の内容はこうだ

”太宰、死没せしむる時、汝らのあらゆる秘匿、

公にならん”」

『中也.....内股歩き....』

太宰「元幹部で裏切り者の私を捕縛した

けど上層部に太宰が死んだら組織の秘密が

全部バラされるよっていう手紙までついてきた

検事局に渡れば、

ポートマフィアの幹部全員を100回は死刑にできる」

『お嬢様.....内股歩き....』

中也「そんな脅しに日和る程

ポートマフィアはぬるくねぇ

手前は死ぬ！死刑だ！」

中也「それとAっ！落ち着けっ？！」

太宰「死刑なのは分かってるよ

けどそれは幹部会の決定事項だ

決定前に私を勝手に私刑にかけたら、

独断行動で背問題になる

罷免か、最悪処刑だ」

『....なるほど』

中也「そして俺が諸々のしがらみを振り切って

てめえを殺したとしても、てめえは死ねて喜ぶだけ..」

太宰「フフっ、て事でやりたきゃどうぞ」

中也「.....」

太宰「ほら早く」

太宰「まーだーかーなー」

ﾄﾞｽｯ

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