Ep27 ページ10
かつて(と云うか前世)を思い出し、笑う。
「そんなこともありましたね。あの戦いが懐かしい。」
芥川君も少し微笑む。
「では。マフィアのヘリポートに降ろすね。首領…と云うか、エリス嬢には会って行く?Aちゃん会いたがってたよね。」
樋口ちゃんがヘリを運転しながら云う。
「んー…大分ぼろぼろだからいいや。ちょっとひぐっちゃん送っておくれ。探偵社まで。」
そう返す。途中死神少年にあってしまったら私は死んでしまう(精神的に)
「わかった。」
絶対まっくろの組織と勘違いされ盗聴器をつけられ死んでしまう。
「太宰さんによろしくお願いします。
首領からの伝言をお願いしてもよろしいでしょうか。」
芥川君は真面目な表情(あまりいつもと変わっていないが)を浮かべ、云う。
頷き返す。
「『席はまだ空いてるよ。Aちゃんも連れてまってるよ』だそうです。」
大体予想できてたけど…うん…
「私は真っ白の人間だからなぁ…無理ですね。そう云っといて。」
苦笑しながら云う。
「どこが真っ白ですか。最初から仲良くなりたいとビルに飛び込んできたくせに。」
芥川君も苦笑しながら云う。
何故だ。敵と仲良くしたって構わないだろう。
「いいじゃん!だから探偵社とマフィアは同盟を結べたんだ!私が友好的なお陰だ!」
私は声を張り上げる。
「それもそうですね。」
そうだ。だから私は皆に好かれてるんだ。
いや、成人組にはいじめられてるんだけどさ。
「じゃあ降ろしますね。気を付けてください。」
ひぐっちゃんが声を出す。
ドン、ヘリの車体が揺れた。
ひっぐちゃんのヘリ裁き(ヘリ裁き?)でヘリポートにヘリが降ろされていく。
「では。芥川先輩。どうぞ。」
やっぱり先輩大事なのね。
知ってた。
でも早く帰らせて。
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藍梨(プロフ) - とても面白いですね! (2021年8月12日 19時) (レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴愛(れいあ) | 作成日時:2018年5月20日 18時