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Ep20 ページ3

「エッジ・オブ・オーシャン…ねぇ…それが、此処って訳か。」
車を人目に着かない場所に止め、私と鏡花ちゃんは歩いていた。
監視カメラの死角を通り、テロを仕掛けるなら深部だろうと、中へと向かっていた。
「止まって。…誰かいる。」
鏡花ちゃんが私の腕をグイッと掴んで云う。
「……警察?」
ここは確かにサミット会場だ。警備の一人や二人、居てもおかしくない。
…なのに政府の人はそんな無茶振りをしやがって…
「…見つかったら任務は失敗。気を付けて行く。」
警察が行った事を確認し、私はまた歩き出した。
「厨房とか怪しいよねぇ。」
のんびりと私は鏡花ちゃんに呟く。
「行ってみよう。」
なんとも積極的な鏡花ちゃんが、厨房に向かって歩き出した。

「しっつれいしまーす。」
そして、誰も居ないことをいいことに大声で挨拶をし、中に入った。
「…お姉ちゃん…なんか、変な匂いしない…?」
鏡花ちゃんが、不意に呟いた。
「…確かに。なにこれ…」
くんくんと、部屋の匂いを嗅ぐ。
そして、私は気が付いてしまった。

_部屋に漂う、ガスの匂いに。
「ガス!?…てことは…!まずい!走れ!鏡花ちゃん!」
ガスの匂いがする。そしてここは米花町。

近いうちにここは爆発する。

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藍梨(プロフ) - とても面白いですね! (2021年8月12日 19時) (レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴愛(れいあ) | 作成日時:2018年5月20日 18時

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