突如雷神【鹿紫雲一】

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今回の秤vs鹿紫雲の戦いは、鹿紫雲くんの勝ちでした。




ガチンコファイトは術式が使えないため鹿紫雲くんが圧倒的に有利でしたので、最後には鹿紫雲くんにとどめを刺されそうになりましたが

死滅回游のことや宿儺、羂索のことについて協力してやるという条件付きで命拾いしたようです。




家にいる女が「は？シメツカイユー？頭大丈夫？」って感じの人なので、

呪術云々の話が伝わるだけでも鹿紫雲くん的には大きな救いでした。






秤「お前、高専出てる術師か？」




帰る場所が同じ東京ということで、一緒に帰っている２人。

その道中で、秤くんが尋ねました。




『高専？』



秤「その様子だとそういうわけじゃなさそうだな。まあいい。で、何なんだよ、さっき言ってた死滅回游とか羂索とかって」




鹿紫雲くんは一通り、自分が４００年前の術師であることや、羂索の契約を交わしたことなどについて話しました。




秤「ふぅん…つまりお前はフライングで受肉しちまったってわけだな」




どういうわけかそういうことです。




秤「お前が知りたがってることに関しては俺もよく知らねぇから、高専帰ってから聞いてみる」



『恩に着る』



秤「てか、この先ホントにその、死滅回游が起こるってんなら大事件だな」




この時はまだ夏油くんも生きていますから、羂索は一体誰を器にして何をしているのやら…




秤「そうだ、連絡先教えろよ。何か分かったら連絡してやっからよ」




スマホを取り出してポイッと秤くんに渡す鹿紫雲くん。


秤くんはロックすらかかっていない鹿紫雲くんのスマホをピョピョイと操作して、自分の連絡先を登録して返しました。




『どうも』




呪術高専は都内奥地にあり、鹿紫雲くんの家は新宿区にありますので、栃木を抜けて東京に着いてからはもう別々です。




秤「じゃあな鹿紫雲！今日はアツかったぜ！」




２人はお別れしました。







血だらけのボロボロで超絶視線集めていますが、特に気にせず電車に乗って家に帰る鹿紫雲くん。



スマホがブーッと鳴ったので開けてみると、早速秤くんからメッセージが。





登録された名前は［金ちゃん♡］




『(キモい……)』




ちゃっかり名前を［秤］に変更しておきましたとさ。

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