１７歳から始めるクソLIFE with 禪院直哉

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拝復 禪院直哉様






仕事から帰ってポストを確認したところ、直哉様のお名前が見えてたいへん驚きました。

そして、たいへん嬉しゅうございました。お会いできなくなってもう６年も経ちますのに、私のことを覚えてくださっていたことを、たいへん光栄に思います。


　
直哉様が相変わらず元気に過ごしていらっしゃるようで、とても安心いたしました。



炳の筆頭に任命されたとのこと、おめでとうございます。


まだお若いので色々大変かとも思われますが、直哉様は立派に団を率いていくことのできるお方だと、私は思っております。


それに、きっとこの６年間で以前よりもずっとご立派になられたのでしょう。お姿は拝見できませんが、そう感じます。





私は今年大学を卒業する予定で、来年からは社会人となります。就職先も、もう決まっています。


一般社会はまだまだ私の知らないことがたくさんで、毎日新しい発見でいっぱいです。


そして、わたしがこのような充実した日々を送れているのも、直哉様、直毘人様のおかげです。


本当に、感謝してもしきれません。
　





正直に申し上げますと、直哉様はもう私の顔も存在も、きっと忘れてしまっただろうと思っておりました。


ですので、こうしてお手紙をくださったことがとても嬉しかったです。


例えその日限りだとしても、私のことを思い出してくださったということですから。




私は会えなくなった今でも、直哉様と過ごした日々のことを鮮明に覚えております。


教えていただいたピアノもまだ続けていますし、買ってくださったぬいぐるみも、毎晩枕元に置いて一緒に寝ております。





俗な言葉で言わせて頂くなら、私は本当に、直哉様のことが大好きでした。


私にとって直哉様は、たくさんの初めてを経験させてくださったお方です。

そして、私の初恋のお相手です。

このことは、この先何年経っても変わりません。




これからも別々の道を歩いていくことにはなりますけれど

私にとって直哉様と過ごした日々は、今でも、これからも、大切な宝物です。



どうか直哉様も、私との日々を忘れないでいてください。





敬具 A









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Aちゃん……



最後にもう一回くらい……会いたかったわ










_____私は本当に、直哉様のことが大好きでした










俺も…ホンマに大好きやったで



Aちゃん………







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