【イナイレ】凍てつく常闇の氷姫α1 (ページ16)

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常闇１４ページ16

後半は皆オフェンスに上がっていて円堂がボロボロになるのを見ていることしか出来なかった

ﾚｰｾﾞ｢地球にはこんな言葉がある｡『井の中の蛙大海を知らず』己の無力思い知るがいい！

『アストロブレイク』！｣

レーゼの必殺シュートは火が来ようが神の力が来ようが破れることのないゴールネットを破いて破裂してしまった

得点は32-0｡

作戦の意に気づいたのは

円堂と鬼道ぐらいだった

レーゼたちはエイリア学園に帰り、雷門イレブンは円堂の手当ても含めてキャラバンへ戻った。
私と瞳子姉さんはみんなから少し離れたところで話をしていた

雪雫｢監督、豪炎寺君の事なんだけど…様子を見るからに奴らに脅迫されてる｡多分､妹さん絡みで｣

瞳子｢そう｡彼をチームから離れさせるべきね。｣

雪雫｢うん｡…どうします？｣

瞳子｢もう手は打ったわ｡雪雫､あの黒いボール持ってる？｣

雪雫｢え､うん｡一応…｣

瞳子｢それを使って豪炎寺君を沖縄につれて行って｣

雪雫｢沖縄…？…現在エイリア学園の動きは北に向かっている。いづれ沖縄に襲撃が来るかもしれないけど、今身を隠すにはもってこいか。｣

瞳子｢さっき鬼瓦刑事に連絡したら沖縄にいる知り合いに彼を匿うように頼んでくれたわ｣

雪雫｢そうですか｡じゃあ見送る時にでも彼と接触する。｣

瞳子｢任せるわ｡くれぐれも人目に付かない様にね｡貴方も一応追われてるんでしょ？｣

雪雫｢分かってるよ。｣

俺は瞳子姉さんと別々に戻ることにし豪炎寺を沖縄へ避難させるためエイリアボールを取りに来た
だけど円堂の怪我の治療で車内に入れなかったから､皆が居る出入口とは真逆の方に身を寄せていた

丁度来た時に､監督を変えてもらうだのと色々口論している最中だった為顔を出しにくかった

染岡｢円堂犠牲にして俺達が助かって｡そんなの俺達のサッカーじゃねえ！｣

円堂｢それは違う！｣

｢｢円堂/キャプテン！｣｣

手当､終わったみたいだ

塔子｢円堂！動いて大丈夫なのか！？｣

円堂｢平気平気！こんな傷屁でもねぇっ…いったｯ！｣

雪雫｢(何やってんだ､馬鹿なのか？安静にしてなきゃいけないのに…)｣

皆の視線が円堂に集中しているのでこっそりキャラバンの中に入って鞄の中からエイリアボール(がストラップ位に小さくなったヤツ)を取り出してポケットの中にしまう

染岡｢で､どういう事なんだよ｡それは違うって｣

円堂｢監督は奴らを使って俺を特訓してくれたんだ｣

風丸｢特訓？｣