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◇
1-A組の教室では期末テストが返却されていた。
早く自分の番になってほしい、と妙に自信あり気なグリムを不思議に思いながら名前を呼ばれたAはクルーウェルの元へ向かう。
「A、よくやった。このクラスではお前が1番だ」
『ありがとうございますっ。先生の分かりやすい授業のおかげです』
「フッ……お利口な仔犬には褒美をやらねばな」
素直なAが可愛いクルーウェルは手を伸ばしAの頭を撫でる。
頭を撫でられたAは嬉しそうに笑い返して席に戻ると、エースたちが点数を見るためにテストを覗いた。
「A100点かよ。さすがオレのA。頭も良くて可愛いとか最強じゃん」
「さすがA、欠点がないな」
『そんなことないよ。2人はどうだった？』
エースとデュースの点数を聞けば2人はにやっと笑いながらテストを見せる。
「オレ92点！」
「僕は88点だった。ぼ、僕が80点以上を取れる日がくるなんて…」
『わ、2人とも凄い！ エースもこっそり勉強してたんだね』
真面目に勉強していたデュースはともかく、ずっとそばにいたエースが勉強していたところを見たことがないAはエースの答案用紙を見て驚いた。
グリムとユウの名前も呼ばれてテスト用紙を受け取り戻って来た。
「見ろユウ！ オレ様85点だゾ！」
「えええ！？ いつも赤点のグリムが85点！？ しかも僕より点数高いとか明日は嵐かも」
「オマエ、ちょっと失礼なんだゾ」
「ユウは80点か、まあ良いとこなんじゃね？」
ユウもグリムも高得点。今回はこのメンバーから赤点が出なかったようだ。
「お前たち今回はかなり勉強したようだな。小テストの時と比べてかなり…いや、だいぶ、ちょっとおかしいくらいに平均点がアップしている」
「え、おかしいって……どういうこと、先生？」
「魔法薬学のテストは全学年が平均点90点を超えている。魔法史もなかなか良い結果だったとトレイン先生に聞いてるぞ」
「えぇっ！？」
「ふなぁっ！？」
「ちょっと、ヤ〜な予感…」
『？？』
平均点を聞いた途端、グリムとデュースの様子がおかしい。
そして何かを察したようなエースをAは不思議そうに見つめていた。
「成績優秀者、上位50名は廊下に名前が張り出されるから楽しみにしておけよ。では授業を始めるぞ。テキストを開け」
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ここ(プロフ) - 星猫さん» 星猫さんの謝罪、受け取りました。 (2021年4月17日 13時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ここさん» 私の自業自得で貴方にも迷惑させて、誠に申し訳ありません。頑張って下さいね。 (2021年4月17日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
とんどん - ここさん» 遅れてすみません、、いえ、伝わりました！ありがとうございます、！ (2021年4月7日 22時) (レス) id: 52e7dcc672 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - どんとんさん» CSSを配布されている方のページに分かりやすい説明も載っているのでそちらも参考にされてみてくださいね^ ^私の説明は分かりづらいと評判でして(^_^;) (2021年4月6日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
どんとん - ここさん» ありがとうございます、！やってみます、、！ (2021年4月6日 22時) (レス) id: 521a74f5be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月26日 9時
