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Aたちはパーティー会場の後ろの方でリドルと話せるタイミングを待っていた。
リドルが立ち上がりティーカップを掲げる。
「では、誰の誕生日でもない【なんでもない日】を祝して！乾杯！」
リドルの乾杯の合図で盛り上がる寮生たち。
ケイトはここだ、というタイミングでエースの背中を押した。
「エースちゃん、今がチャンスだよ！」
『エース、がんばって…！』
「おうっ。よし………あの、寮長」
エースが、Aから受け取ったタルトを持ってリドルに近づくと、リドルもエースたちに気付いたようだ。
「やあA、ハーツラビュル寮へようこそ。それはうちの寮服かな？可愛らしいね」
『リドル先輩お邪魔しています。あの、エースから話がありまして聞いてあげてください』
「エース？キミは…ああ、タルト泥棒の1年生か」
「えーっと、タルトを食べちゃったことを謝りたいと思ってタルトを焼いてきたんですけど」
「ふぅん？一応聞くけどなんのタルトを？」
「よくぞ聞いてくれました！旬の栗をたっぷり使ったマロンタルトです！」
「マロンタルトだって！？信じられない！」
「えぇっ？」
エースの口からマロンタルトと出た瞬間、リドルの顔が恐ろしく剣幕した表情へと変わり、事情のわからないAたちは戸惑いを隠せない。
リドルが怒っている理由はハートの女王の法律にエースたちが違反していること。
ハートの女王の法律は全810条、その中の第562条【何でもない日のパーティーにマロンタルトを持ち込むべからず】に違反をしてしまったのだ。
マロンタルトには罪はないが、今日というこの日に持ち込んだことをリドルは怒っていた。
トレイが暗記出来ていたのは350条、まさかタルトの種類にまでルールがあったとは知らなかった。
350条をも暗記出来るトレイは凄いがリドルはそれを上回っていた。
リドルはエースから受け取ったマロンタルトを隣にいる寮生へ乱暴に渡す。
「ハーツラビュル寮長であるボクが、この違反に目を瞑ることはできない。マロンタルトはすぐに破棄しろ！それからこいつらを寮外へつまみ出せ！」
「ちょっと待てよ！そんな無茶苦茶なルールあるか！」
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ここ(プロフ) - 星猫さん» 星猫さんありがとうございます^_^ (2020年11月24日 17時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます。 (2020年11月24日 13時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ミリアさん» ミリアさんお誘いありがとうございます^_^合作のお話、すみません、お断りさせてください。今何本も掛け持ちしている状態でして、どれかが終わるまでは合作などを考えていないのです。お誘いくださって本当に嬉しかったです、ありがとうございました…！ (2020年11月1日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - あの、一緒に合作しませんか？ (2020年11月1日 18時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - いちごミルクさん» いちごミルクさんコメントありがとうございます！素敵と言ってもらえて嬉しいです！ (2020年10月28日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年10月17日 23時
