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◆
「A、オレらはもちろんお前がそのまま呪いなんかに蝕まれるのを黙って見てるつもりはないけど、お前は？」
『エース……』
「オレはお前の口からオレらにどうして欲しいか聞きたい」
頬に手を添えられたまま見つめ合う。
エースも泣いて目が赤い。
私は
わたしは
『……たすけて』
言えなかった言葉を口にすればまた涙が溢れてくる。
『私は……みんなと笑ってたいっ…』
「わかった」
顔をエースの胸に押しつけられて子どもみたいに声をあげて泣いた。
涙で服が濡れてもエースは気にせず、ずっと背中を摩ってくれた。
「……ってことで寮長。Aを助けるってことでいいっすよね？」
「もちろんだ。どんなことよりも最優先で呪いを解く方法について調べるように。ボクは学園長にこのことを知らせてくる。……A、よく話してくれたね」
『りど、るせんぱいっ』
「Aは泣いていても可愛いね。でもボクは笑っているキミがもっと好きだよ」
差し出されたハンカチを受け取るとリドル先輩は微笑んで頭を撫でて談話室を出て行った。
「さてと、俺たちは図書館で調べてみるか」
「オッケー！ Aちゃん待ってて、オレたちが呪いを解く方法見つけてくるから♪」
『トレイ先輩……ケイト先輩……ありがとうございます』
「呪いが解けたらAちゃんおめでとうのパーティーしようね！」
「それはいいな。Aが好きなケーキを山ほど作るからな。エース、デュース今日はAのそばについていてやれ。副寮長権利で外泊を許可する」
「了解っす。A、行こ。言っとくけどもうオレに隠し事なんてなしだかんな」
「今日は朝まで付き合うぞ！」
『2人とも……ありがとうっ』
1人でずっと抱えていた。
誰に言えばいいのか、言ってもいいのか。
私の閉じていた心をこじ開けてくれたエースたちには感謝しかない。
どうかみんなの笑顔を、奪わないでほしい。
そう願っていたはずなのに、私はみんなから笑顔を奪ってしまう。
その日は
そんなに遠くない
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ここ(プロフ) - 監督生さん» 監督生さん、こちらも読んでくださったんですね…！ありがとうございます！この作品は気持ちを込めて書いた作品なので、読んでくださった監督生さんに伝わって嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年6月29日 21時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
監督生 - すごく感情がものすごく感じます お疲れ様です！ (2021年6月29日 20時) (レス) id: c9903e0c6f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 最高の褒め言葉をありがとうございます…っ！オバブロするお話はかなり時間がかかりそうですので、どうか気長にお待ちください^ ^ (2021年6月22日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - オバブロする話、出来たらみますね！涙線ゆるゆるになったのはここ様の作品が素敵だったからですので、ここ様が謝らないでください！(一応、私なりの褒め言葉なんです…！) (2021年6月22日 17時) (レス) id: 985c3b27ad (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 夢主ちゃんがオバブロするお話、実は書きたいなと思っていましたのでこれを機にお話を考えてみますね^ ^書けましたら短編集の方で公開しますので、読んでいただけますと嬉しいです^ ^ (2021年6月18日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年12月13日 21時
