スケアリー・モンスターズ2 ページ4
◇
◇
『あっ！ ありがとう、ユウくん。えっと、これはその……』
「Aちゃん刺繍とか縫い物よくしてるもんね。次は何を作るのかな？ 完成したら見せてね」
『う、うん！もちろんだよ。私、先に入ってるね、リリアまたね』
「ふむ、いつものAと様子が違うようじゃが、何かあったのか？」
「それは僕が知りたいです……」
「「「…………」」」
Aの不自然な行動に嫌われてしまったとユウは勘違いをして落ち込む。
ゴーストたちは何か言いたげな表情を浮かべてユウを見ていた。
◇◆◇◆
次の日、1-A組の教室ではホームルームが行われようとしていた。
「1匹、2匹、3匹……よし、全員揃っているな。ホームルームを始めるぞ。今日は大切な話がある。お前たち……わかっているとは思うがハロウィーンまであと1ヶ月だ」
「ついにハロウィーンだ。ずっとこの日が待ち遠しかったよ！」
「ハロウィーンをナイトレイブンカレッジで過ごすのが、ずっと夢だったんだ！」
「みんなハロウィーンって言葉を聞いただけで大盛り上がりなんだゾ！ 昨日リリアやゴーストが言ってた通りハロウィーンは特別なんだな」
「なあなあ」
横にいるエースがなんだか心配そうな顔で声をかけてくる。
「今朝ちらっと見たんだけど、オンボロ寮大変なことになってねえ？」
「ドラコニア先輩とヴァンルージュ先輩随分張り切ってるみたいだしな」
「あ、エースたち見たんだ。ハロウィーンっぽいでしょ？」
『カボチャいっぱいで可愛いよね』
「おっ、いいじゃんその上がってるカンジ！ 楽しんでるならよかったわ。やっぱハロウィーンは派手にやんなきゃだよなー」
どうやらエースたちはユウたちのことを気にして声をかけてくれたようだ。
巻き込まれたことが満更でもない様子にホッとしたのか、笑みを浮かべて一緒にハロウィーンについて話し始める。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1398人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - いちごさん» わあ、いちごさんに好きと言ってもらえて嬉しいです〜^_^ (2020年12月12日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 超すこだわ (2020年12月11日 21時) (レス) id: eba29568ac (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんありがとうございます！ 順位ってジャンルごとの順位だと勘違いしていたので、調べてみたら全作品からの順位でびっくりしちゃいました。これからも頑張ります！ (2020年11月29日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - えっえっえっえっえっ一位おめでとうございます！！ (2020年11月29日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Airis*.さん» Airisさんコメントありがとうございます！本編以外も読んでくださって光栄です！エースくん好き仲間が増えて嬉しいです〜^_^応援してくださりありがとうございます！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月25日 7時
