スケアリー・モンスターズ14 ページ16
◇
◇
『カリムはもう食べた？』
「それがまだなんだよ。お客さんが美味しそうに食べてるの見てばっかなんだ。なあ、Aの一口くれよ」
『うん、いいよ』
「ん、美味いな！ あとでジャミルにも教えてやろう。次はどこに行くんだ？」
『すぐそこのイグニハイドのスタンプラリー会場かな』
「イグニハイドもウチの寮に負けないくらい凄かったぜ！」
「5つ目のスタンプを集めにレッツゴーなんだゾ！」
「また遊びに来てくれるの待ってるからな！」
にかっと笑うカリムに手を振り、Aたちは次の目的地である図書館へと向かった。
図書館の中に入るとこれまたいつもと雰囲気が変わっていた。
薄暗い館内の壁には不気味な木のホログラム。
宙には本と一緒にジャック・オ・ランタンが浮いている。
「ひええ……不気味な森に迷い込んだみてえなんだゾ」
「ぼ、僕お化け屋敷とか苦手なんだけど……はっ！ Aちゃん大丈夫！？」
『だだだいじょうぶだよ』
「見るからに大丈夫じゃない！！」
真っ青な顔で無理に笑うAにユウがツッコミを入れる。
イグニハイドの会場がこんなお化け屋敷のようなものだと知っていたらAに外で待っていてもらったのに、と後悔するユウだがもう遅い。
作り物だと分かっていても怖いものは怖い、これは仕方がないことだ。
恐怖に怯えるAの背後から、ガシャン……ガシャン、と音が聞こえた。
恐る恐る振り返るとそこには鎧を着たカボチャの騎士。
「ふぎゃー！！ カボチャのお化けぇええええ」
「ぎゃああああ！！」
『ひっ……』
恐怖のあまり力が抜けたようでAはその場に座り込んでしまった。
そんなAにカボチャの騎士は近付き手を伸ばす。
「……………あの、A氏、大丈夫……？」
『…………え？』
カボチャの騎士から聞こえてきた声に聞き覚えがあった。
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ここ(プロフ) - いちごさん» わあ、いちごさんに好きと言ってもらえて嬉しいです〜^_^ (2020年12月12日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 超すこだわ (2020年12月11日 21時) (レス) id: eba29568ac (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんありがとうございます！ 順位ってジャンルごとの順位だと勘違いしていたので、調べてみたら全作品からの順位でびっくりしちゃいました。これからも頑張ります！ (2020年11月29日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - えっえっえっえっえっ一位おめでとうございます！！ (2020年11月29日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Airis*.さん» Airisさんコメントありがとうございます！本編以外も読んでくださって光栄です！エースくん好き仲間が増えて嬉しいです〜^_^応援してくださりありがとうございます！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月25日 7時
