スケアリー・モンスターズ8 ページ10
◇
時は早いもので今日はハロウィーンウィーク1日目。
各寮のスタンプラリー会場もナイトレイブンカレッジの至る所にジャック・オ・ランタンが飾り付けられハロウィーン一色となった。
初めてのハロウィーンにそわそわしているグリムはオンボロ寮を出ようとしたところをAに後ろから抱えられた。
「ふな？ Aどうしたんだゾ？」
『グリム、お出掛けするならオシャレしなきゃね。ゴーストさんお願いしま〜す！』
「「「ヒーッヒッヒッヒ……はいよ〜！」」」
「ふな"っ！？」
「うわっ！？」
ゴーストたちがユウとグリムに魔法をかけると、キラキラと自分たちの周りを輝く光に驚いている間に服が変わっていくことに気付いた。
光が消えると完全に服が変わった。
黒い魔法使いのお揃いの帽子を被った2人。
グリムはリボンにジャック・オ・ランタン柄のリボン。
ユウは偉大な魔法士をイメージした仮装だ。
「お……おお……おお〜！？」
「こ、これはっ！？」
「にゃっはー！ オレ様専用の、ハロウィーンの仮装なんだゾ！ どうだ、ユウ！ かっけーだろ！？」
「かわいいよ」
「にゃにー！？ へんっ、オマエだって全然怖くねーんだゾ。よわよわゴーストじゃねぇか」
「ヒッヒッヒ、偉大な魔法士の仮装だよぉ〜」
『ふふ、喜んでもらえて良かった！』
「もしかして、Aちゃんの様子が変だったのって……」
ユウがAを見ると、Aは笑顔で頷く。
『ゴーストさんたちがね、オンボロ寮の生徒だけ誰も仮装の準備をしていないってエースとデュースが話してるのを聞いたんだって。その日にゴーストさんたちが内緒で衣装を作ってるところを見ちゃったの』
「まさか夜中にAちゃんが起きてくるとは思わなくてねぇ」
「油断してたわい」
「Aちゃんが手伝ってくれたおかげで立派な衣装が出来たんだよ」
『2人にバレちゃいけないって思って、隠しててごめんね』
「うっ……良かった、Aちゃんに僕たちっ、嫌われちゃったのかと思って……！」
『ユウくんとグリムのこと嫌いになるわけないよ。だってこんなに大好きなんだから』
「ふなぁぁ………A〜！！」
「Aちゃんっ！」
2人に飛びつかれてAはソファーにひっくり返る。
泣きながらAに抱きつくユウとグリムに、ゴーストたちもちょっぴりもらい泣きをしていた。
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ここ(プロフ) - いちごさん» わあ、いちごさんに好きと言ってもらえて嬉しいです〜^_^ (2020年12月12日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 超すこだわ (2020年12月11日 21時) (レス) id: eba29568ac (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんありがとうございます！ 順位ってジャンルごとの順位だと勘違いしていたので、調べてみたら全作品からの順位でびっくりしちゃいました。これからも頑張ります！ (2020年11月29日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - えっえっえっえっえっ一位おめでとうございます！！ (2020年11月29日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Airis*.さん» Airisさんコメントありがとうございます！本編以外も読んでくださって光栄です！エースくん好き仲間が増えて嬉しいです〜^_^応援してくださりありがとうございます！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月25日 7時
